• Home
  • 森と向き合い、地域とかたちづくる「未来の建築プロジェクト向け特注広葉樹」

森と向き合い、地域とかたちづくる「未来の建築プロジェクト向け特注広葉樹」

より良い森の循環と地域の未来に向けた、ものづくりの出発点

「未来の建築プロジェクト向け特注広葉樹」では、建築家やデザイナー、木製品や木質空間づくりを計画する企業の方々を広葉樹の森へお連れします。森では立木に触れたり見たりしながら、どんな木を使って、どんなものづくりができるかを検討。その場で建築プロジェクトや家具製作に使いたい木をオーダーすることができます。

何十年もかけて成長した木々、それらが織り成す環境には、いつも何か発見があります。森を起点にしたものづくりを考えることは、目の前の森、未来の森により良い形で人が関わることにつながるはずです。プロジェクトの関係者やその先のユーザーが望めば、出発点だった森をいつでも訪れることができ、森との関わりを実感できるのも、この企画の特徴のひとつ。

また、2023年に飛騨市有林が国際的な森林認証を取得したことにより、「未来の建築プロジェクト向け特注広葉樹」では、日本ではまだ数少ない、責任ある森林管理によって生産されたことを認められた飛騨市産広葉樹をご提供することも可能です。

飛騨地域には、広葉樹に対する豊富な知見と技術と経験を持つ林業・木材事業者、大工、木工職人がたくさんいます。そうした地域において、伐採する立木を選ぶのは伐倒技術を持つ人々であり、丸太を選ぶのはほとんどの場合、製材所や木材問屋に限られています。この企画でヒダクマは、素材生産の最上流である森からプロジェクトを併走し、森や木への理解を深めてもらったり、地域の職人との連携したものづくりをお手伝いします。

ヒダクマ同行者が、森の特徴や広葉樹を対象とした林業を解説。立木を見ながら用途を検討

その場で立木を3Dスキャン。データを持ち帰れば製作を検討できる

丸太のチェーンソー加工

オーダーメイドの製材も可能

こんなことができます

  • 森から始まるサステナブルな空間・家具づくりを地域一体となって支援
  • 森、土場や製材所でのフィールドワークを通じ、広葉樹という素材をより深く知る機会を提供
  • トレーサビリティが確保された広葉樹のオーダー
  • 伐採後に天然更新する森を見学できる
  • 曲がり木をはじめとした通常は流通しない未活用森林資源の調達
  • 広葉樹のプロフェッショナルへのデザイン・設計・加工の相談
  • 日本では数少ない国際的な森林認証を受けた広葉樹の調達

未来の建築プロジェクト向け特注広葉樹の流れ

1.飛騨の森・広葉樹についてレクチャー

001

飛騨という地域や広葉樹の森の特徴、ものづくりの素材としての性質についてヒダクマスタッフがレクチャー。森の見え方も事前のインプットがあるのとないのとでは大きく違います。これによって、広葉樹林業・流通・加工についての知識が得られます。

2.広葉樹活用モデル林でのフィールドワーク&オーダー

002

持続可能な広葉樹林業が実践されるモデル林でのフィールドワーク。森や木々の姿を観察しながら計測してみたり、その場で製作について相談したり、3Dスキャンによるデータ集めができます。木だけでなく、森の空間や様々な生き物が好奇心を刺激してくれます。今後のプロジェクトで使用したい木について、その場でオーダーをお伺いすることも可能です。モデル林の近くには過去の施業地もあるため、伐採後の森がどう再生しているのかを見ていただくことができます。

3.土場やカフェで相談会

003

丸太が集まる土場(どば)も訪れてみましょう。森とはまた違う木の香りの中で、森で検討した立木を実際にどう製材あるいは加工して、使用するかを検討できます。ヒダクマが運営するものづくりカフェ「FabCafe Hida」での製作相談も承ります。

4.広葉樹の伐出

004

森での素材生産は林業においては、川上に位置付けられる工程です。広葉樹の伐倒と搬出には高い技術が求められます。ご希望に応じて、モデル林での素材生産現場の見学も調整いたします。

5.広葉樹材の提供・プロジェクト開始

005

伐出された広葉樹は、土場にやってきます。そこからは、オーダーメイドで製材・乾燥させたり、プロジェクトに使用する材料として加工するなど、計画に応じて木を活用・納品していきます。飛騨の川中〜川下のパートナーと連携したものづくりの始まりです。

基本フローと料金のご案内

【基本フロー】

  1. 飛騨の森・広葉樹についてレクチャー
  2. 広葉樹活用モデル林でのフィールドワーク&オーダー
  3. 土場やカフェで相談会
  4. 広葉樹の伐出
  5. 広葉樹材の提供・プロジェクト開始

【料金】

◼️1.~3.までの1泊2日プログラム

100,000円(税別)/5名様まで 

注意事項

※5名を超える場合は、内容・運営体制が異なります。そのため別途、合宿プログラムとしてお受けいたします(見積もり例:日数:2泊3日、料金:98,000円(税抜き)~/人)。お気軽にお問い合わせください。
※上記料金にはFabCafe Hidaへの宿泊料金が含まれておりますが、飛騨までの交通費、その他飲食代などは含まれておりません。
※プロジェクトの内容等によっては、宿泊なしでの1日での実施も可能です。ご相談ください。(別途お見積もり)
※本料金は、4.以降のプロジェクトの発注時、設計費用の一部に充当することも可能です。

◼️4. 以降の伐採現場の見学や広葉樹材の提供・プロジェクト

プロジェクト内容や提供する広葉樹材の量に応じてお見積もり致します。

How to Join

■ 無料オンライン相談(所要時間:30〜45分):
本プログラムに参加したい方、木の活用に具体的なイメージを既にお持ちの方向けに、無料でオンライン相談を実施しています。
実際に森を訪れる前に、ヒダクマの専門スタッフに事前相談を行うことで、森でのフィールドワーク&オーダーから加工・納品まで、プロジェクトの精度を高めることができます。ぜひお気軽にご相談ください。
・開催期間:随時
・場所:オンライン(Zoom / Google Meet)
・申し込み:フォームから、ご希望の相談日時を2、3つ記載の上、お申し込みください。

■ 「特注広葉樹」の申し込み
森に行って、ものづくりに使う木を見ながら直接相談したいという方にはこちら。フォームよりご希望の日時や、現在すでに具体的な製作案件がある場合はその内容を記載の上、お申し込みください。内容を確認の上、担当者より返信いたします。
・開催期間:2025年09月〜11月初旬
・場所:飛騨市内の伐採予定地、FabCafe Hida、森の端オフィスなど
・申し込み:フォームから必要事項を記載の上、お申し込みください。

【関連企画①】森からはじまるものづくりとは?「はじめての特注広葉樹 オンライン説明会」

「特注広葉樹」に興味があるけど、もう少し詳しく話が聞きたいという方に、オンライン説明会を開催します。
当日は、森のご案内を担当するヒダクマの代表の松本より、特注広葉樹の趣旨、今年のフィールド、飛騨市の森林認証材のこと、これまでの参加してくれた建築家や企業の皆さまの気づきをシェアしたいと思います。また、ヒダクマの製作チームからは「特注広葉樹」を通じて生み出されたプロダクトや空間の魅力を紹介します。オンラインなので、どうぞお気軽にご参加ください。

森からはじまるものづくりとは?「はじめての特注広葉樹 オンライン説明会」
■ 開催日:2025年09月04日(木)16:00-17:00(17:00-17:15 フリートーク*自由参加)
■ 場所:オンライン開催(Zoom)
■ 参加費:無料
■ 定員:10名
■ 申し込み締切:2025年09月02日(火)18:00

【関連企画②】旬の秋に開催!「はじめての特注広葉樹ツアー」

「特注広葉樹」をより気軽に実際に体験してもらいたいと考え「はじめての特注広葉樹ツアー」を10月に開催します。秋から冬にかけては良材が採れる木の伐採の旬の時期。ツアーでは、今年の伐採予定地である飛騨市内の森へご案内します。期間限定の特別な機会にぜひご参加ください。

「はじめての特注広葉樹ツアー」
■ 開催日時:2025年 10月01日 (水)13:30-18:00
■ 場所:飛騨市内の森(伐採予定地)、FabCafe Hida、森の端オフィスなど
■ 参加費:11,000円(税込み)/おひとり様
■ 定員:8名
■ 申し込み締切:2025年09月24日(水)18:00

Related projects 関連するプロジェクト

Contact Us

私たちとプロジェクトをはじめてみませんか?

Hidakuma

飛騨の森でクマは踊る
FabCafe Hida:〒509-4235
岐阜県飛騨市古川町弐之町6-17 
飛騨古川駅から徒歩5分
TEL 0577-57-7686 FAX 0577-57-7687

森の端オフィス:〒509-4256
岐阜県飛騨市古川町高野287-1 
FabCafe Hidaから徒歩10分