AAスクールと前田建設工業株式会社による展覧会「Distillation of Architecture: 家具」に出展
AAスクール(Architectural Association School of Architecture)と前田建設工業株式会社の30年以上にわたるコラボレーションを記念する展覧会「Distillation of Architecture: 家具」が開催されます。出展するのは4人の建築家。スキーマ建築計画の長坂常さん、Studio MNMの常山未央さん、山田紗子さん、ツバメアーキテクツがそれぞれ職人・製作者とチームを組み、テーマである建築の蒸留のプロセスを通じ、建築との関係における家具の概念を抽出する作品を展示します。企画は、江頭 慎 氏、AAスクール、前田建設工業株式会社によるものです。
ヒダクマは、ツバメアーキテクツとともに出展します。
会期は、2025年01月17日(金)から03月07日(金)で、会場はAA ギャラリーおよびフロント メンバーズ ルーム、36 Bedford Square。01月17日には、4組の建築家や製作者が登壇するシンポジウムも開催されます。会期中、ロンドンに行く予定のある方は、ぜひご覧くださいませ。
ヒダクマでは、今後本展覧会での作品にフォーカスしたコンテンツをお届けする予定ですのでロンドンに行けない方もお楽しみに。
===(以下、AAスクール公式サイトより本展に関する引用)===
展覧会では、日本の建築家とメーカーを集め、アイデア、材料、プロセスの洗練である「蒸留」のプロセスを通じて、建築との関係における家具の概念を再考します。4人の建築家がそれぞれメーカーとペアになって、家具または住宅構造を再考。その結果生まれた作品は、建築と材料の考え方によって生活空間がどのように変化するかを示しています。
英語の「furniture」の語源は、フランス語の fourniture とラテン語の mobiles に遡り、生活の機能を果たすために可動性、適応性、ある程度の耐久性を兼ね備えたオブジェクトとデバイスを指します。対照的に、日本語の「家具」は「家」と「具」を組み合わせたもので、床を中心とした生活様式を促進する物の配置を反映しており、現在知られているような家具が存在する以前の時代を思い起こさせます。
現代の家具は商業的に大量生産されることが多く、家から離れていますが、日本の建築家はこの規範に挑戦しています。彼らは建築要素と家具を組み合わせ、現代のライフスタイルがとり得る多様な形を遊び心を持って反映しています。これらの専門家は、仕事において可動性、接続性、コンパクトさを追求しており、伝統的な技術を現代の素材に適用して手段の節約を実現するメーカーと親和性を共有しています。このアプローチは、法的および経済的な課題を巧みに乗り越え、調和のとれた環境に配慮した生活空間を作り出します。
ARCHITECTS, MAKERS AND PROJECTS:
・Schemata Architects with Ikuya Sagara
・Studio MNM with Kittaka Brothers & Corp, Bansyo, Ishikawa Seisakusho and Imatoku Kogei
・Suzuko Yamada with Yuki Murakami
・Tsubame Architects with Hidakuma Studio
The exhibition is a collaboration between Shin Egashira, the Maeda Corporation and the Architectural Association.
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【関連リンク/掲載リンク】
■ AAスクール Webサイト:
Distillation of Architecture: 家具
■ Japan House イベントページ:
The Essence of Architecture: Material Conversations – Japan House London
■ EVENTBRITE:
Distillation of Architecture: 家具