老舗アパレル・ヤマダヤの「tsumuguの森」プロジェクト。自社林のクロモジを活用した森の恵みを届けるギフト開発
Overview
森が企業にできること、企業が森にできること。ヤマダヤがつむぐ「tsumuguの森」と未来
愛知県名古屋市に本社を構える、創業130年の老舗アパレル・株式会社ヤマダヤ。そのサステナビリティ推進を担う「未来創造室」とヒダクマが進める、岐阜県飛騨市神岡町にあるヤマダヤの自社有林「tsumuguの森」の活用プロジェクト。ヒダクマは、この森のフィールドリサーチから活用に向けたワークショップ、合宿の企画・運営、ギフト開発のコーディネーションを担当しました。
「tsumuguの森」は、東京ドーム約33個分にあたる153ヘクタールの広さを有し、クロモジ、白樺、ブナ、サクラ、山葡萄などが自生しています。整備された道があり入りやすく、森の道の脇には沢が流れ、岩魚や蟹が生息する豊かな環境が広がっています。
この森の活用可能性を探るため、ヤマダヤの社員や全国の店舗スタッフもプロジェクトメンバーとして参加し、全国各地の森の資源を活かした取り組みのリサーチからスタートしました。
2024年秋に飛騨で行われた合宿では、飛騨市内で森の資源を活かした取り組みを行う事業者を訪問するとともに、プロジェクトメンバーで「tsumuguの森」に入り、この森の未来を想像するアウトプットワークを実施しました。
冬季には、積雪により森に入れない期間を活かし、「社有林の魅力を社内外にどう伝えるか?」をテーマにワークショップを開催し、誰に向けて伝えるのか、どのような体験として届けるのかを整理しました。ギフトを通じてお客様にtsumuguの森のSDGs活動を知ってもらうため、森に自生する香木・クロモジを活用した「クロモジのアロマウォーターとサシェのギフト」を製作することに。ギフトの製作・デザインを担う「モノチーム」と、Webや情報発信を担当する「コトチーム」の2チームに分かれ、オンラインでの打ち合わせを重ねながら準備を進めました。
2025年の新緑の季節には再び「tsumuguの森」を訪れ、ギフトの素材となるクロモジを採集。アロマウォーターやオイルの製作はOak Villageと連携し、クロモジの加工は、飛騨市の「ヒダスケ!」プログラムを活用してヤマダヤと飛騨地域の皆さんが交流しながら協力して行いました。
完成したサシェやアロマウォーターは、プロジェクトメンバーが所属するヤマダヤの各店舗でお客さまに限定配布。外袋は再利用可能な仕様とし、サシェは、店舗にてアロマオイルを加えることで香りを持続させることもできます。
その後の社内展示会では、「tsumuguの森プロジェクト」のこれまでの取り組みの共有が行われ、現在新たなチームメンバーでの活動が始まっています。
◾︎Tsumugu rings Project:
https://www.ymdy.co.jp/tsumuguringsproject/
Project 「tsumuguの森」に自生するクロモジに着目したギフト開発の歩み
| What we did | フィールドリサーチ 合宿コーディネーション・運営 ギフト開発コーディネーション・製作協力 社内展示会/ワークショップ企画・運営・マテリアルコーディネーション |
|---|---|
| Credits | クライアント:株式会社ヤマダヤ プロデュース:松本 剛、今井 瑞紀(ヒダクマ) フィールドリサーチ:松本 剛、今井 瑞紀(ヒダクマ) 合宿コーディネート:今井 瑞紀、鈴鹿 裕子、松山 由樹(ヒダクマ)、FabCafe Hida 合宿プログラム(企画・実施)協力:木と暮らしの制作所、Oak Village ワークショップ設計:今井 瑞紀、鈴鹿 裕子(ヒダクマ) ギフト開発コーディネーション:今井 瑞紀、鈴鹿 裕子(ヒダクマ) ギフト製作:Oak Village、飛騨市参加型プログラム「ヒダスケ!」、ヒダクマ 社内展示会/ワークショップ企画・運営・マテリアルコーディネーション:ヒダクマ 写真(Top、11枚目):株式会社ヤマダヤ |
| Period | 2024年11月-2025年8月 |
Viewpoint ヤマダヤ 上西さんの視点
当社は「ひとつのものを長く大切に、ファッションの未来を紡ぐ」というコンセプトのもとSDGsに取り組んでいます。
ヒダクマさんに伴走頂いたことで山の姿や価値をよりリアルに体感できたり、表現手法についても山とファッションの双方にとって有意義な形を見つけることが出来たように思います。
プロジェクトは2期目に入ったのでより多くの方に山とファッションをつなげたSDGsを提供していこうと取り組みを進めています。






















