「森のバトン」インターンシップ見学ツアー2026 Aコース:木の仕事の全体感をつかむ
飛騨高山の地域一体となったものづくりを体感しながら職場をめぐる
このツアーは、岐阜県高山市が主催する、川上(伐採)・川中(選木・製材・乾燥)・川下(製造)の一連の企業・事業者の現場をめぐるツアーです。
この地域ならではの林業・木のものづくりの流れ、顔の見える人と人のつながりのなかで働くということに触れながら、地域の人たちとの対話を通してインターンシップを検討してもらえる機会です。夏休みなどを利用しインターンシップをご希望の方には企業・事業者とお繋ぎします。
今年は、【Aコース 木の仕事の全体感をつかむ】と、【Bコース 林業と製材を知る】のふたつのツアーを開催します。本記事で紹介するAコースは、林業から木工、建築まで、木に関わる仕事に興味を持つ学生や転職希望者に向けた見学ツアーです。個々の仕事だけでなく、それぞれがどうつながっているのか、ものづくりの全体像を体感できます。Bコースは、林業や製材業のプレイヤーを目指す方向けの見学ツアーです。(Bコースをご希望の方はこちら。)自身の興味・関心に合わせてどちらかひとつのコースのみの参加も、両方のコースに参加することもどちらも歓迎です。
林業や木のものづくりと高山市で働くことに関心がある学生や転職希望者のご参加をお待ちしております。
(Top画像|写真提供:株式会社木と暮らしの制作所、Photo: Eriko Nemoto)
こんな方におすすめ
- 飛騨地域で、森林業、木工業、建築業に関わる職場に就職したい学生・経験者
- 林業や製材、木のものづくりをする職場でのインターンシップに興味がある方
- 飛騨地域の森・木と関わりのある仕事に興味のある方
About the event イベント詳細
Aコース:木の仕事の全体感をつかむ
開催情報
| 開催日 | 2026年06月27日(土)-06月28日(日) |
|---|---|
| 会場 | 高山市各所(※集合時間・場所:①12:45 高山市役所 or ②13:00高山駅 のいずれかにお集まりください。) |
| 参加費 | 5,000円(税込み)/人 *夕食・宿泊・入館料・保険料込み |
| 定員 | 20名(先着順) |
| 申込方法 | フォームよりお申し込みください。 |
| 申込締切 | 2026年06月17日(水)17:00 |
- 対象:林業から木工・建築など木に携わる業界への就職希望者
- ツアー訪問先企業:
奥飛騨開発株式会社、株式会社カネモク、オークヴィレッジ株式会社、HIDA 高山店 森と暮らしの編集室/高山陣屋/澤秀俊設計環境建設現場(順不同) - 主催:高山市
- 企画・運営:株式会社木と暮らしの制作所、株式会社飛騨の森でクマは踊る
- 支援・協力: 岐阜県地域森林監理士(飛騨高山森林組合 柴田 誉・八賀 光弘)
- 問い合わせ先:株式会社木と暮らしの制作所
フォーム: https://kitokurashi.com/contact Tel: 0577-77-9773
- ご注意
- プログラムは、予告なく変更される場合があります。
- 参加費の詳細は、下記「参加費について」をご確認ください。
- お支払いは現地決済(現金のみ)です。
- ツアー訪問先のインターンシップの受け入れ可否は、実施後の調整となります。企業・事業者との調整次第でご希望に沿えない場合がありますので、予めご了承ください。
- イベント当日の内容は後日高山市・株式会社木と暮らしの制作所・株式会社飛騨の森でクマは踊るのオウンドメディアに掲載する場合があります。
参加費について
【参加費に含まれるもの】
・ツアー参加費(ガイド料、入館料、保険料を含む)
・Day1の交流会費(夕食・ドリンク代を含む)
・宿泊費(ご一泊)※宿泊の詳細は、下記「ご宿泊のご案内」をご覧ください。
・ツアー時の移動費(バスを利用します)
【参加費に含まれないもの】
・集合/解散場所までの往復移動費(各自手配をお願いいたします。)
【キャンセルポリシー】
キャンセルされる場合は、実施日の4日前までに木と暮らしの制作所までメール・電話でご連絡ください。それ以降は、以下のキャンセル料が発生いたします。
- 3日前:30%
- 前日:50%
- 当日:100%
ご宿泊のご案内
高山市の高山陣屋前にある全8部屋の小さなホテル。宿名でもある “cup of tea” (=人それぞれの好みに) が表すように、ゲストの好みが心地よく引き立つような体験をお手伝いする宿です。四方を山に囲まれたこの地の特徴を最大限に表現するため、空間には近隣の山で採れた杉や岐阜県産の広葉樹をふんだんに使用。コラボレーションパートナーとして飛騨高山を代表する木材加工のプロフェッショナルである飛騨産業を迎え、様々な特徴を持つ地域の資源を活かした空間です。
- 宿泊先:cup of tea : ensemble
- 詳細:https://cupoftea-takayama.net/ensemble/
注意事項:
※性別に分かれての相部屋でのご利用となります。予めご了承ください。
プログラム(予定)
DAY1|2026年06月27日(土)
| 12:45 | ①高山市役所集合(※①12:45 高山市役所 ②13:00高山駅前のいずれかの場所にお集まりください) |
|---|---|
| 13:00 | ②高山駅集合(※同上) |
| 13:00-13:40 | 移動 |
| 13:40-14:10 | 奥飛騨開発株式会社 伐採跡地 |
| 14:10-14:50 | 移動 |
| 14:50-15:20 | 奥飛騨開発株式会社 広葉樹林業の講義と中間土場 |
| 15:20-15:45 | 移動 |
| 15:45-16:15 | 株式会社カネモク 広葉樹の製材・乾燥 |
| 16:15-16:30 | 移動 |
| 16:30-17:00 | オークヴィレッジ株式会社 工房・ショールーム |
| 17:00-17:30 | 移動 |
| 17:30-18:00 | 飛騨産業株式会社 HIDA 高山店 森と暮らしの編集室 |
| 18:00-18:30 | 移動 |
| 18:30-20:30 | チェックイン・ふりかえり・交流会@cup of tea : ensemble |
DAY2|2026年06月28日(日)
| 08:00 | 集合・出発(※この時間までに朝食は各自でお済ませください) |
|---|---|
| 08:00-08:45 | 町なか散策 |
| 08:45-10:00 | 高山陣屋 |
| 10:00-10:10 | 移動 |
| 10:10-10:40 | 澤秀俊設計環境 建設現場 |
| 10:40-11:00 | 移動 |
| 11:00-12:00 | ふりかえり@cup of tea : ensemble |
| 12:00 | 終了・お疲れ様でした!(※現地解散) |
企業紹介
(以下、順不同)
奥飛騨開発株式会社
高山市国府町にある原木の販売と菌床チップ製造、外部の施業を行う専属のチームと連携した林業を行っている会社。自社の敷地内にある中間土場で選木を行っている。
株式会社カネモク
昭和29年、鉄道枕木の製材工場(資)森本商店として創業。飛騨の広葉樹を中心に良質の広葉樹だけを家具用材に挽いて、乾燥し現在の基礎ができる。平成6年11月「高山木の里団地」の工場移転に伴って、社名を(株)カネモクとした。
原木仕入から製材・自然乾燥・人工乾燥・木取りを全て自社で行い、工場には家具メーカー・個人工房・クラフトマン・木に興味のある方々が訪れる。
産地証明の付いた原木を全て自社管理し、材料の流れをスムーズにすることでコストダウンを図り、お客様に安心して使っていただける製品を届けている。木に囲まれた人の心優しさと、豊かさに貢献できる会社を目指している。
https://kanemoku.jp/index.html
オークヴィレッジ株式会社
飛騨高山の森の中で、木の文化を拠り所とした持続可能な社会づくりを目指し、
日本の木を活かしたおもちゃやアロマ、家具、木造建築などを手がける木工房。
1974 年の創業以来、伝統的な「木組み」の技術を駆使したモノ造りを行いながら、
木育や森づくり、林業の6次産業化などにも取り組んでいる。
https://www.oakv.co.jp/
飛騨産業株式会社
飛騨地域を代表する老舗家具メーカー。「豊富な森林資源」と「飛騨の匠の心と技」を背景に1920年創業。当時、最先端技術である「曲木家具」に取り組み、生産・販売・輸出するなどのベンチャー魂は、現在にも受け継がれている。
人を想い、時を継ぎ、技を磨き、森と歩むという、匠の心と技を持つこと。
節や杉の魅力を引き出した家具を世の中に送り出してきたように、これからも森林資源への探究を重ね、その活用を牽引し、木の温もりある暮らしをお届けすること。
新たな創造を可能とし、その魅力を求めて人々が集う場所へ。創業の地である飛騨を「木工の聖地」とすることを志している。
https://hidasangyo.com/
澤秀俊設計環境 / SAWADEE
澤 秀俊|Hidetoshi Sawa
澤秀俊設計環境/SAWADEE 代表
建築家/一級建築士
1983年高山市生まれ。2009年東京工業大学大学院修士課程修了。東京・ベルリン・パリ・ベトナムでの設計事務所勤務の後、2018年飛騨高山にて澤秀俊設計環境設立。「循環を生み出す建築」をテーマに、建築設計と並行して間伐材の利活用や稲作など里山資源と向き合い活動中。
2025年~ローカル自給圏を形成し、地域資源を活用して豊かに暮らすためのプラットフォーム・市民活動団体「百姓力」始動。
日本建築学会作品選集新人賞、JIA東海住宅建築賞最優秀賞、JIA環境建築賞優秀賞、グッドデザイン賞、ウッドデザイン賞など受賞多数。
https://sawadee-hida.com/
訪問先紹介
高山陣屋
江戸幕府が飛騨国(現在の岐阜県高山市)を直接管理するために設置した代官・郡代の役所。全国で唯一、当時の主要な建物が現存する貴重な代官所として国史跡に指定されており、広大な敷地内には執務室や米蔵、庭園などが当時の姿のまま残されている。
https://jinya.gifu.jp/
昨年の参加者の声&フォトギャラリー
参加を検討中の方へ、昨年のインターンシップ見学ツアーの参加者は、どのような気づきがあったのか?参加者の皆さんの感想と当日の写真を紹介します。
「飛騨の「木と共に生きる営み」に刺激を受けた。高山で暮らしてみたいという気持ちが芽生えた。森にある木が実際に私たちの手元に届くまでの流れを知ることができて、とても面白かった。行く先々の事業所の方のお話を聞いて、森林産業の現状もなんとなく肌で感じることができたように思う。そして、そういった現状をより良くしていこうと動いている人たちがたくさんいるということも知った。自分はどういう形で森と関わっていくか、ということを考える良いきっかけになった」
「初めて飛騨高山を訪れ、自然や伝統工芸が“昔ながらの人間の営み”として現代に息づいていると感じた。他地域では“残そうとしている”伝統が、飛騨高山では“自然に残っている”のが印象的だった。将来、飛騨高山と関わるような進路に進めたら嬉しい」
「飛騨高山で働く木工関係者に会えて、自分が普段使っている木材がどのように伐採されているかを知れた。消費者は木材の背景を知らないことが多く、伝えていく必要性を感じた」
【参考】過去のツアーの事前説明会をアーカイブ配信中!
「森のバトン」企画の背景
飛騨地域には、家具をはじめとする木の製品をつくるための恵まれた環境があります。豊かな森・木を活かし、産業・文化が育まれてきたこの地域には、伐採・集材・造材する人、多様な樹種を見分け、選木する人、製材・乾燥・加工する人が活躍し、それぞれ高度な技術を持っています。さらに、その人たちの仕事を支える刃物を研ぐ人、塗料に詳しい人、機械のメンテナンスをする人など、顔の見える繋がり、木のものづくりを通した連帯があります。そんな中、私たちが日々木のものづくりに関わる人とのふれあいから抱かずにはいられない、ひとつの大きな問いがあります。
「自分たちが10年後も変わらず飛騨の木を使い家具を作っていられるだろうか?」
本企画は、この問いに向き合うことから生まれました。私たちは、森とともにある飛騨地域のものづくりが10年先、もっと先の未来も続くよう、人から人へバトンを渡していくこと・伝えていくことが必要だと感じています。
飛騨地域は家具をつくるには贅沢すぎるほど整った環境だと思っています。伐採・集材・造材・選木・製材・乾燥・加工といった各工程で技術を持つ人たちがいます。(もっと言えば、刃物が研げる人がいて、塗料に詳しい人がいて、機械を直せる人がいます)それぞれ知識と経験が必要な仕事で、私はそういった方々から、専門書にも載っていないような話を聞くたびにワクワクし、この先を考えた思いやりのある仕事を見るたびにハッとさせられてきました。
そういった職人たちの存在をたくさんの人に知ってもらいたい。この地域で一緒に働きたいと思える人たちが増えてほしい。そして、大好きな人たちの仕事が残っていってほしいと願っています。
「森のバトン」事務局
木と暮らしの制作所 松原 千明
飛騨の森でクマは踊る 井上 彩
主催者
高山市役所 森林政策課
高山市の森林
高山市は、日本一広大な森林面積を有し、豊富な森林資源に恵まれています。
市の森林面積は、令和5年度現在 200,414haであり、市域全体面積(217,761ha)の約92%を占めており、森林面積のうち、国有林が市域森林の40.3%を占めています。
また、民有林面積のうち、人工林38.0%、天然林57.3%であり、県内の他地域に比べ人工林の割合が低く、天然林の割合が高い状況となっています。
高山市では、日本一広い豊かな森林を守り育て、飛騨高山の森林文化を活かし、100年先の森林づくりを進めています。
■ 高山市で森林・林業に関連する仕事に着きたい方に補助金を交付します。
・高山市林業就業移住支援制度
高山市内への移住・定住の促進及び「将来の林業を支える人を呼び込む」ことを目指すため、県外から市内に移住し、林業に就業した方を支援します。
https://www.city.takayama.lg.jp/shisei/1000067/1002665/1016700.html
・高山市林業担い手学生支援事業(岐阜県立森林文化アカデミー学生対象)
高山市では、岐阜県立森林文化アカデミー卒業後、市内で林業関連技術業務に従事する森林文化アカデミーの学生に対し、修学に必要な経費を補助します。
https://www.city.takayama.lg.jp/shisei/1000067/1002665/1016694.html
メンバー

松原 千明|Matsubara Chiaki
株式会社木と暮らしの制作所 取締役
1988年京都府生まれ。2012年富山大学芸術文化学部卒業。
2017年木と暮らしの制作所設立「森と木と暮らしをつなぐ」を理念に商品の開発などを担当。
https://kitokurashi.com/

迫間 涼雅|Hasama Ryoga
木と暮らしの制作所 木工職人
武蔵野美術大学の建築学科を卒業後、岐阜県立森林文化アカデミー木工技術を習得。2024年に木と暮らしの制作所に入社。家具の製作に携わる傍ら、本企画「森のバトン」の企画運営やグリーンウッドワークの講師としても活動。
https://kitokurashi.com/

井上 彩|Aya Inoue
飛騨の森でクマは踊る 取締役/CMO
島根大学教育学部、武蔵野美術大学彫刻学科卒。
2018年ヒダクマ入社。公式サイトからの情報発信やメールマガジンなどを担当。森と人との接点をつくることに楽しさを感じながら活動中。飛騨で好きな食べ物は、朴葉寿司。

柴田 誉|Takashi Shibata
岐阜県地域森林監理士(飛騨高山森林組合)
八賀 光弘|Mitsuhiro Hachiga
岐阜県地域森林監理士(飛騨高山森林組合)
本ツアーで飛騨高山森林組合の柴田さん・八賀さんは、岐阜県地域森林監理士として企画・運営に協力。岐阜県地域森林監理士は、岐阜県が認定する独自の資格制度に基づき、地域の森林管理・経営に必要な専門的知識を持って市町村の林務行政支援や民有林経営の助言等を行う専門家。市町村の林務担当職員や林業事業体と連携し、森林経営管理制度の推進に重要な役割を果たしている。
https://hida-takayama.org/








