ツキノワグマにとっての豊かな森を学ぶ2日間のフィールドワーク
森を代表する動物の「ツキノワグマ」。ツキノワグマは、季節の移ろいの中で色々な動植物を生きる糧にしています。そして意外にも、人の手が加わった環境にも適応して生きています。本プログラムは、クマ研究家の安江悠真さんとヒダクマの松本・松山が森の案内人となり、参加者とともに森に入り、クマの目線を疑似体験しながら、クマにとっての豊かな森について考えるフィールドワークです。
今回で5回目の開催となるこのフィールドワーク。回を重ねるごとに、クマの生態を学ぶことと同時に、「クマが生きる森に対し人はどのように関わりを持つことができるのか」がこのフィールドワークでの大きなテーマになってきました。そのため、テーマに合わせてプログラムの内容もアップグレード。2日間のフィールドワークの中で、1日目は「生物多様性」や「種の生存戦略」を題材にして学びを深めるフィールドワーク。2日目は、クマの目線を知ったうえで、人と森との関係性を考えるフィールドワークを行います。
「ツキノワグマ」という、人とは異なる知覚を持ち、彼らなりの行動原理を持つ生き物の世界を垣間見ること。さまざまなバックグラウンドを持った人たちと2日間森に入り、彼らの生き方を学びながら、ディスカッションすること。それが、人の社会での生き方や暮らし方を考えるヒントになれば幸いです。皆さまのご参加をお待ちしています。
2022年11月12日〜13日に開催したレポート記事はこちら
こんな方におすすめ
- 森づくりや林業に関わっている、興味がある
- 生物多様性やネイチャーポジティブ等のリアルを知りたい
- 商品開発、空間づくりに関わっている
- 森林生態系・森林業・それらに関する仕事について関心の高い学生
About the event イベント詳細
開催情報
開催日 | 2024年09月14日(土) 〜09月15日(日) |
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会場 | 飛騨の森、FabCafe Hidaなど |
参加費 | おひとり様 25,000円(税込み)*学割(大学、大学院、短期大学、高等専門学校、専門学校など)15,000円(税込み)/昼食付き*夕食・宿泊費は含まれません |
定員 | 9名(最小催行人数4名)※応募多数の場合は、参加理由等を参考に選考させていただくこともあります。 |
申込方法 | 事前予約制。本ページにある「参加する」をクリックし、申し込みフォームよりご予約ください。 |
申込締切 | 2024年09月06日(金)17:00 |
ご注意
- 申込多数の場合、抽選となる可能性がございます。ご了承ください。
- 当選者の方には、9/6(金)にご登録いただいたメールアドレス宛にご案内をお送りします。
- 参加者の皆さんの写真や議論の内容は後日hidakuma.comに掲載する場合があります。
- プログラムは、予告なく変更される場合があります。
- キャンセルされる場合は、実施日の4日前までに下記までメール・電話でご連絡ください。それ以降は、以下のキャンセル料が発生いたしますので、予めご了承ください。(3日前:30%、前日:50%、当日:100%)
- 雨天時もプログラムを変更し実施予定です。雨具をご持参の上、ご参加ください。荒天時は中止とします。プログラムの変更や中止の場合は、開催日の3日前までにヒダクマよりメールで連絡いたします。
- ツアー内での移動には車が必要です。各自での手配、または参加者同士での乗り合いをお願いいたします。お車のない方は、お申し込みの際にご相談ください。
- ヒダクマはイベント保険に加入しています。
- 当日の参加者の皆さんのお写真は、後日公開するレポートなどに掲載させていただくことがあります。
■ 料金に含まれるもの:
・参加費(森のガイド料、保険料を含む)
・食事(2日目昼食)
・クマの生態に関するレクチャー
※料金には、1日目の夕食および宿泊費は含まれません。
※1日目のプログラム終了後、任意参加での懇親会を開催予定です。
※飛騨での滞在に関する情報は、下記「ご宿泊のご案内」をご覧ください。
※移動は参加費に含まれておりませんのでご注意ください。各自で手配をお願いいたします。
※お支払いは現地決済です。(現金、クレジットカード、さるぼぼコイン、電子マネーが利用可能。)
■ 当日必要な持ち物・服装:下記参考にご準備ください。
・リュックサック、トレッキングシューズ、タオル、帽子、手袋、飲み物、雨具、虫よけスプレー等
・体温調整しやすく脱ぎ着できる服装(黒色の服装はなるべく避けてください)
■ 共催:安江悠真、株式会社飛騨の森でクマは踊る/FabCafe Hida
■ お問い合わせ:株式会社飛騨の森でクマは踊る/FabCafe Hida
E-mail: info@hidakuma.com Tel: 0577-57-7686
[1日目]09月14日(土)
13:00 | FabCafe Hida(岐阜県飛騨市古川町弐之町6-17)集合 |
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13:00-14:00 | イントロダクション、参加者の自己紹介 |
14:00-14:30 | 移動(車) |
14:30-16:30 | 森のフィールドワーク① ーツキノワグマのフィールドサインと植物の調査、サンプル採取ー |
16:30-17:00 | 移動(車) |
17:00-18:30 | ワークショップ ー森で得た情報をもとに、ツキノワグマの1年をシュミレーションー |
18:30-21:00 | 夕食会 ※希望者のみ |
[2日目]09月15日(日)
09:00 | 集合 |
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09:00-09:30 | 移動(車) |
09:30-10:30 | 森のフィールドワーク② ー人の森での過ごし方や森の活用の仕方について考えるー |
10:30-11:30 | 森のフィールドワーク③ ー人の森の活用事例について紹介ー |
11:30-12:00 | 移動(車) |
12:00-13:00 | ランチタイム |
13:00-15:00 | クマと人にとっての豊かな森を考えるワークショップ・ディスカッション |
15:00 | 解散 |
ここが魅力!3つのポイント
1. 森やクマのことを知らなくても大丈夫。丁寧にレクチャーします
野生動物であるクマの暮らしを知って人の森との関わり方を考える本企画。ナビゲーターである安江さんにクマの生態についてのレクチャーを受けてからフィールドワークに入るため、森やクマに対する知識がない人でも気軽に参加可能です。森歩きに慣れていない方も、スタッフがサポートします。
お申込者には2022年9月に開催したオンライン森のレッスン「ツキノワグマの目線で豊かな森を考える」のアーカイブ動画をお送りします。
2. インプットとアウトプットができる実践型のフィールドワーク
事前のレクチャーや森でのリサーチを通してクマの生態や生存戦略についてインプット。その上で改めて森に入り、クマにとって暮らしやすい森のために人は何ができるのかについて参加者同士でディスカッションします。
3. 森や自然を捉える解像度がグッと上がる
本イベントではクマという特定の生き物にフォーカスします。クマの目線で、食べられる植物や木の実などを探しながら森を歩きますが、それらは普段森を歩けば目に入るものばかり。意外と身近な植物たちをクマが利用していることがわかります。森を代表する動物のクマを切り口に森のことを少しずつ理解しませんか?
宿泊のご案内について
FabCafe Hidaのご宿泊のお部屋が満室になりました。フィールドワークにご参加の方のご宿泊については、飛騨古川の宿泊施設をご利用ください。(8/13更新)
飛騨市古川町のご宿泊は飛騨市公式観光サイトをご覧くださいませ。
https://www.hida-kankou.jp/reserve/scid_38/type_side/d.html
ヒダクマが運営する宿泊できるものづくりカフェFabCafe Hidaでも参加者のご宿泊の予約を3組限定(先着順)で承ります。料金は、おひとり様ご一泊7,700円(税込み)で食事なし・お部屋のみのご用意となります。アメニティなど施設に関する情報はこちら。
FabCafe Hidaでのご宿泊をご希望の方は、本イベントのフォームからお申し込みいただけます。当日だけでなく、前泊・後泊されたい方はフォームの記入欄にてその旨お知らせくださいませ。FabCafe Hidaに滞在しながら、イベントの前後などに飛騨古川の町歩きや木のものづくりを楽しみませんか?皆さまのご予約お待ちしております。
Members
安江 悠真|Yuma Yasue
クマ研究者/林業家
1989年 岐阜県白川町生まれ。岩手大学で林業と野生動物との関わりをテーマに農学修士を取得。現在は林業の会社に勤める傍ら、フリーランスとしての活動も開始。岐阜県の飛騨地域を拠点に、森や木に関わる仕事をあれこれと模索中。
Instagram:https://www.instagram.com/ymyse_525/
note:https://note.com/ymyse
松本 剛|Takeshi Matsumoto
株式会社飛騨の森でクマは踊る 代表取締役COO
環境事業会社勤務を経て、2009年、株式会社トビムシ設立に参画。2015年、株式会社飛騨の森でクマは踊る設立。2016年、木工房併設の滞在型ものづくりカフェ「FabCafe Hida」をオープン。「森のレッスン」「山観日」「建築家のための森ツアー」「飛騨市・広葉樹のまちづくり学校」など、森と人が出会い活かしあう場づくりに取り組む。本とカレー好き。
松山 由樹|Yuki Matsuyama
株式会社飛騨の森でクマは踊る 森の翻訳者
京都府立大学大学院 応用生命科学専攻修了。在学中に所属していた土壌化学研究室での研究活動やフィールドワークを通じ、自然科学の面白さを知る。その後、高分子材料の試験機関に勤務し工業的な材料に関わる中で、自然由来の素材である木の利用に興味を持ち、2021年よりヒダクマに入社。趣味は山登り。飛騨の山を歩き尽くしたい。
コラム:【寄稿】森への関わり方を、クマに訊く
2022年11月12日〜13日の2日間のフィールドワークの様子を安江さんの文章でお届けしています。
https://hidakuma.com/column/20230210_kuma-fieldwork_yasue/