クリエイティブなアイディアと人を交錯させるオフィス
Overview
「オープンであること」を体現したロフトワークのオフィス空間
ロフトワークは2018年に渋谷オフィスの執務エリアをリニューアルし、社内フリーアドレス化を導入。空間設計は古市淑乃さん、什器の製作ディレクションをヒダクマが担いました。
リニューアルプロジェクトの舵を取ったロフトワーク代表の諏訪さんは、まずオフィスにどんな機能を持たせるかを考え、UXとUIを重視した空間づくりに取り組みました。いかに進行中のプロジェクトがスムーズに進み、働く人が楽しく成長できるか?こうした視点から空間の機能を決定し、古市さん、ヒダクマと綿密に話し合いが進められました。
さまざまな才能との協働により価値を生み出してきたロフトワークのフィロソフィーは「オープンであること」。この理念を具現化した、閉ざされたスペースのないオフィス空間が生まれました。
Project 入念なディティール設計と技術を要した什器製作
What we did | 空間設計・家具什器設計 製作ディレクション 家具什器プロトタイプ製作 製作図作成・3Dモデリング 木材選定・調達 工程管理 加工・製造 搬入・設置 |
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Credits | クライアント:株式会社ロフトワーク 設計:古市淑乃(古市淑乃建築設計事務所) 設計・製作ディレクション:岩岡孝太郎、浅岡秀亮・甲斐貴大・飯山晃代 (ヒダクマ) 製作:上平工芸、ナウエ株式会社、ノナカ木工所、藤井家具製作所、Go products、Eva Gardet 写真:長谷川健太 |
Period | 2018年09月-2019年02月 |
Viewpoint ロフトワーク代表 諏訪光洋さんの視点
“オープンなスペース作りを目指した結果、社内ではより良い動きとコミュニケーションが生まれました。会話をすることも増えた一方で、集中したい人は静かなスペースを求めます。木がいいのは、そういった要望に対して柔軟に設計ができるところ。今回のプロセスでは、私の考えるオフィスの機能性を、ヒダクマと古市さんと話し合い、形に落とし込んでいく作業を重ねました。結果として、みんながプロジェクトに向かいやすい、ロフトワークに合った空間が出来上がったと思っています。