“布の芸術祭” FUJI TEXTILE WEEK 2025の「KYODO PROJECT」にヒダクマが参加
1000年以上続く織物の産地でもある山梨県富士吉田市の産業の歴史を根底に、伝統産業および地域活性を目的として2021年よりスタートした、テキスタイルと芸術が融合する国内唯一の布の芸術祭「FUJI TEXTILE WEEK 」。この芸術祭に出展する株式会社DOSOが取り組む「KYODO PROJECT(旧URA PROJECT)」のひとつとして、ヒダクマはツバメアーキテクツと地元富士吉田の機屋さんとともに参加します。
「KYODO PROJECT」は、国内外で活躍するデザイナー、建築家などのクリエイターと、富士吉田市および周辺地域の機屋とをマッチングさせ、コラボレーション制作を行うプロジェクト。招待デザイナーの創造的なビジョンと融合することで、富士吉田の織物が持つ独自性を保ちながら、その織物を革新的な形で活用する可能性を模索しています。このプロジェクトに取り組む株式会社DOSOは、同市にあるSARUYA HOSTELや、2022年にオープンしたFabCafe Fujiを運営しています。FUJI TEXTILE WEEK 2025で「KYODO PROJECT」は、カフェギャラリー「FabCafe Fuji」と「旧山叶(FUJI TEXTILE WEEK 2025 総合案内所)」を会場として、2025年度に実施した5つのコラボレーションの成果を展示。その中のひとつとして、ヒダクマはツバメアーキテクツとともに今年初めにロンドン・AAスクールで展示した“Wood Waste Micro Pub”をアップデート。地元の機屋さんとの協業により、産地の布を使ったコラボレーションを発表します。
同プロジェクトの展示として、同じ飛騨地域からは、飛騨高山の老舗家具メーカー・飛騨産業さんも出展。オランダのデザイナーRaw Colorと富士吉田のTENJIN-factoryによるコラボレーションで制作した生地を使用し、試験的に制作した椅子を発表予定です。
FUJI TEXTILE WEEKの今年のテーマは「織り⽬に流れるもの」。地域に潜む可視化できない文化背景・歴史の深層を探ろうとする想いが込められており、このテーマに合わせ、会期中は同市の下吉⽥本町通り周辺地域で多様な作品が展開されます。ぜひこの機会にお越しくださいませ。
FUJI TEXTILE WEEK 2025 開催概要
名称:FUJI TEXTILE WEEK 2025
会期:2025年11月22日(土)〜12月14日(日)
休館日:11月25日(火)、12月1日(月)、8日(月)
時間:10:00〜17:00 会場により16:00閉館(最終入場は各会場閉館30分前)
会場:《総合案内所》山梨県富士吉田市下吉田2丁目16-19(旧山叶)
その他、富⼠吉⽥市下吉⽥本町通り周辺地域の各会場
チケット:《前売り》一般 2,000円 学生 1,500円 《当日》一般 2,500円 学生 2,000円
《オンラインチケット》公式オンラインチケットArtSticker、Peatix、アソビュー!
《紙チケット》下吉田観光案内所(富士吉田市下吉田1-4-21) ※一般チケットのみ取扱い
公式サイト:https://fujitextileweek.com
公式SNS:Instagram:@fujitextileweek X:@FUJITEXTILEWEEK
主催:山梨県富士吉田市
企画運営:FUJI TEXTILE WEEK 実行委員会
問い合わせ:FUJI TEXTILE WEEK 事務局 info@fujitextileweek.com
KYODO PROJECT
KYODO PROJECTは、2022年よりはじまった、国外のデザイナーと織物工場のデザインコラボプロジェクト。2025年の万博では、同プロジェクトをきっかけに生まれた巨大カーテンがオランダ館にて展示されました。今年は、オランダ、フランス、台湾のデザイナーとともに、産地の技術を集結して生み出した多種多様なデザインプロダクトを展示予定です。
・Instagram:@kyodo_project
・SARUYA HOSTEL
・Instagram:@hostelsaruya
・SARUYA Artist Residency
・Instagram:@saruya_air
・FabCafe Fuji
ヒダクマ × ツバメアーキテクツ × 複数の機屋による作品について
建築設計事務所のツバメアーキテクツと、飛騨の木材を活用した取り組みをしているヒダクマによる家具作品 “Wood Waste Micro Pub” が、機屋とコラボレーション。織物産業と家具産業における素材活用の横断的な可能性を提案します。FUJI TEXTILE WEEKの総合受付に使う什器や、会場内で使用される椅子などと産地の布を使う形でのコラボレーションを実現したいと考えています。生地は、有限会社田辺織物、TENJIN-factory、株式会社前田源商店、宮下織物株式会社、MUTO Co.,Ltd(武藤株式会社)より提供予定です。
ツバメアーキテクツ
ツバメアーキテクツは山道拓人、千葉元生、西川日満里が主宰する建築設計事務所。建築の設計を行う「DESIGN」と、シンクタンクである「LAB」の二部門を掲げて活動しています。二部門を循環させるようにプロジェクトに取り組むことで、建築を成立させる枠組みや完成後の使い方までを含めて提案を行なっています。
https://tbma.jp/
飛騨の森でクマは踊る
飛騨の森でクマは踊る(通称ヒダクマ)は、岐阜県飛騨市を拠点に、地域に広がる広葉樹の森の資源活用・循環・価値創造に取り組む会社です。国内外の建築家・デザイナー、飛騨の職人とともに、ユニークなアイデアで、プロダクトから建築空間まで幅広い設計・製作のプロジェクトを実践しています。また、滞在拠点となるデジタルものづくりカフェ「FabCafe Hida」の運営、森の恵みを活かした商品開発や、ツアープログラムも提供しています。





