「SHIRO 大丸京都店」がリニューアルオープン。DRAWERSの小倉寛之氏がデザインした店舗づくりにヒダクマが関わりました。

飛騨の森の広葉樹を無駄なく使い、古都京都を感じる店舗デザイン
コスメティックブランド「SHIRO」を展開する株式会社シロが、「SHIRO 大丸京都店」を2023年6月30日(金)に同フロアにて移転し、リニューアルオープン。古都の文化を残す「京都らしさ」と自然の素材を無駄なく使う「SHIROらしさ」が合わさるデザインの店舗空間に生まれ変わりました。この新しい店舗づくりに、設計を担当したDRAWERSの小倉寛之さんとともにヒダクマは関わりました。
製品壁の塗料には日本の伝統色“薄香(うすこう)”を選定し、カウンターの腰壁のリブ材にはあえて日本で古くから使われてきた尺貫法を用いることで、古都の文化と緩やかにつながるようなつくりに。木材は京都からほど近い飛騨の森からいただいたさまざまな種類の広葉樹を採用。加工に手間がかかり使われにくいとされる細い木や、端材を組み合わせたカウンター、木の自然造形をそのまま生かしたテーブルなどを配しています。
店舗づくりのプロセスでは、SHIROの皆さんと小倉さんが、飛騨の森や、木が集積する中間土場を訪れ、地域の職人たちとお話し、一つひとつの木に向き合ってくださいました。
ぜひ多くの方にお店へ足を運んでもらい、素敵なSHIROのプロダクトとともに多様な飛騨の広葉樹の空間を楽しんでもらえたらうれしく思います。
■ 店舗情報
「SHIRO 大丸京都店」
住所:京都府京都市下京区 四条通高倉西入立売西町79 大丸京都店1F
電話番号:075-741-7946
営業時間:10:00 – 20:00(2023年6月時点)
取扱製品:スキンケア・メイク・フレグランス
商業施設HP:https://www.daimaru.co.jp/kyoto/
「SHIRO 大丸京都店」についてのご質問は、下記へお問い合わせください。
シロ カスタマーサポート/ info@shiro-shiro.jp
■ SHIROについて
「自分たちが毎日使いたいものをつくる」というシンプルな想いからスタートしたコスメティックブランド。自社内に開発から販売まですべての機能を持ち、創業当初からエシカルな信念に基づくものづくりを続けている。厳しい自然が育んだ素材を国内外から見つけ出し、そのちからを最大限に引き出すスキンケア、メイク、フレグランスアイテムを提案。日本全国に直営店舗を展開するほか、ロンドンに実店舗を構え、台湾や米国では自社EC、中国では越境ECでの販売を行う。製品に使う素材同様、厳選した食材を届ける食のセレクト[SHIRO LIFE]、素材のおいしさを料理で伝えるカフェ[SHIRO CAFE]、SHIROが提案する美しさを最大限体感できるサロン[SHIRO BEAUTY]などの業態も展開。
2021年6月から、SHIROの創業地である北海道砂川市にて、工場の移転新設と市全体の活性化を目指すまちづくり「みんなのすながわプロジェクト」を推進。2023年1月から新工場の稼働をスタートさせ、4月に新工場と付帯施設を含む「みんなの工場」をオープン。初日から10日間の来場者数は砂川市の人口1.6万名を大きく上回るのべ2.2万名、そのうち12%程は北海道外からのお客様が占めた。同月、一棟貸しの宿泊施設「MAISON SHIRO(メゾンシロ)」を北海道長沼町に着工。従来の方法とは異なる、森林環境に配慮した「森に合わせた設計建築」を進め、11月頃竣工、2024年春頃開業を目指す。
■ 設計担当について
小倉 寛之|Hiroyuki Ogura
兵庫県小野市出身。京都造形芸術大学(現/京都芸術大学)芸術学部環境デザイン学科卒。cafe co.勤務ののち、2011年インテリアデザイン事務所DRAWERSを設立。循環し、未来につながる創作活動に取り組む。2020年より、クライアントワーク以外の活動をスタート。
・Web: https://drawers-design.com/
・Instagram: https://www.instagram.com/tete_drawer/