
広葉樹のまちづくり学校2025「広葉樹製材・乾燥実践講座~目利きと寸法・時間と品質」



広葉樹活用の先進実践地で、製材と乾燥を実践者から学ぶ
「広葉樹のまちづくり学校」は、飛騨市が推進する広葉樹活用を軸とした持続可能なまちづくりに挑戦する人材育成のため、飛騨地域及び全国の実践者が互いに実践知を学び合い、連携できる関係性をつくることを目的とした実践型のスクールです。
2020年から飛騨市主催で実施してきた「広葉樹のまちづくり学校」は、これまで約100名の地域内外の林業・木材事業者、山主、木工職人、建築家、異業種の企業担当者、自治体職員、学生などが参加。そこで得た学び・ネットワークはそれぞれの活動に活かされています。2024年からは飛騨市広葉樹活用コンソーシアムとヒダクマが共催で、地域の実践者とともに本学校を継続運営しています。
広葉樹の製材と乾燥は、地域の広葉樹を活用するために欠かすことのできないとても重要な工程。しかしその内容はどこか専門家のみぞ知るといったイメージが強く、詳細はベールに包まれていると言っても過言ではありません。
そこで今年も、西野 真徳氏(株式会社西野製材所 代表取締役/飛騨市広葉樹活用推進コンソーシアム会長)と及川 幹氏(飛騨市広葉樹活用コンシェルジュ/やまかわ製材舎代表)を講師に迎え、広葉樹の製材と乾燥について学びます。
この講座は、土場にある原木の目利きをするところから、実際の小径材や曲がり材を皆で実際に製材してみて、製材にとって重要な「目利きと寸法」の考え方をお伝えします。また、乾燥においては、飛騨市で数年にわたる短期乾燥の実験で得られた「時間と品質」の考え方を惜しみなくお伝えします。試行錯誤を続ける実践者たちから広葉樹の製材と乾燥の理論と実務について深く学びませんか?
皆さまのご参加をお待ちしております。
About the event イベント詳細
「広葉樹製材乾燥実践講座~目利きと寸法・時間と品質」概要
開催情報
開催日 | 2025年11月28日(金) - 11月30日(日) |
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会場 | 製材所、土場、FabCafe Hida、森の端オフィスなど |
参加費 | 80,000円(税込み)/おひとり様 *事前決済 *「広葉樹のまちづくり学校2025」の他講座にご参加の方は70,000円(税込み)の参加費になります。 |
定員 | 10名 |
申込方法 | 本イベントページの申し込みフォームから受付 |
申込締切 | 定員になり次第締切 |
現地講座での持ち物と注意事項
■ 持ち物:
長靴またはトレッキングシューズ、手袋、ヘルメットは必須です。(ヘルメットをお持ちでない方は貸し出しますので、フォームよりお知らせください。)
雨具、防寒着、帽子、飲み物、タオル、虫よけスプレーなど
■ ご注意:
・荒天を除き、雨天決行にて実施いたします(雨具の準備をお願いいたします)。
・受講料は、今回分のみの料金です。シリーズ全4回分の受講料ではございませんのでご注意ください。
・受講料は、銀行振込にて事前にお支払いいただきます。お申込者へはメールで支払い方法を担当者よりご案内いたします。
・キャンセルされる場合は、ヒダクマの下記問い合わせまでご連絡ください。事前決済後のキャンセルについて、実施日の4日前までは一律500円のキャンセル手数料がかかります。実施日の3日前から当日までは、それぞれ以下のキャンセル料が発生しますので予めご了承ください。
【キャンセルポリシー】
– 3日前:30%
– 前日:50%
– 当日:100%
・受講料には、現地までの往復交通費、宿泊費、飲食代は含まれていません。
・ご宿泊先は各自で手配をお願いいたします。尚、FabCafe Hidaにご宿泊を希望される方は、下記「ご宿泊のご案内」をご覧ください。
・プログラムは予告なく変更になる可能性がございます。
・ツアー内での移動には車が必要です。各自での手配、または参加者同士での乗り合いをお願いいたします。お車のない方は、お申し込みの際にご相談ください。
・ヒダクマはイベント保険に加入しています。
・当日の参加者の皆さんのお写真は、後日公開するレポートなどに掲載させていただくことがあります。
■ 共催:飛騨の森でクマは踊る、飛騨市広葉樹活用推進コンソーシアム
■ お問い合わせ:ヒダクマイベント事務局(株式会社飛騨の森でクマは踊る/FabCafe Hida)
E-mail: pr@hidakuma.com Tel: 0577-57-7686
1日目(11/28)のプログラム
13:00 | ヒダクマ森の端オフィス(飛騨市古川町高野)集合 |
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13:00-13:30 | オリエンテーション、自己紹介 |
13:30-14:00 | 座学「飛騨市・広葉樹のまちづくり」とは |
14:00-14:30 | 移動(車) |
14:30-15:30 | 見学:価値の高い森づくりと資源管理(場所:飛騨市森林組合土場) |
15:30-15:45 | 移動(飛騨市森林組合土場〜広葉樹流通拠点) |
15:45-17:00 | 見学「飛騨市が目指すサプライチェーン」(場所:広葉樹流通拠点) |
17:00-18:00 | 質疑応答・受講者の課題共有 |
18:00 | 1日目のプログラム終了 |
2日目(11/29)のプログラム
09:00 | ヒダクマ森の端オフィス 集合 |
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09:00-09:15 | 移動 |
09:15-12:00 | 広葉樹製材の基礎知識と実践①-1 良材・追柾製材、オーダー挽きなど |
12:00-13:00 | お昼休憩(自由行動) |
13:00-16:00 | 広葉樹製材の基礎知識と実践①-2 飛騨産広葉樹(小径・曲がり・節)製材など |
16:00 | 2日目のプログラム終了 |
3日目(11/30)のプログラム
08:30 | ヒダクマ森の端オフィス 集合 |
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09:00-09:15 | 移動 |
09:15-12:00 | 広葉樹乾燥の基礎知識と実践 |
12:00-13:00 | お昼休憩(自由行動) |
13:00-14:30 | ふりかえり、総括、Q&A |
14:30 | プログラム終了 |
Members
西野 真徳|Masanori Nishino
株式会社西野製材所 代表取締役/飛騨市広葉樹活用推進コンソーシアム 会長
国内でも珍しくなった広葉樹専門の株式会社西野製材所2代目社長。その確かな目で仕入れた広葉樹を飛騨地域を中心とする家具メーカーや木工作家のニーズに合わせ、製材・販売し、飛騨地域における広葉樹流通のハブ機能を果たす。
及川 幹|Motoki Oikawa
やまかわ製材舎代表
静岡県島田市出身。大阪大学文化人類学専攻を卒業後、西垣林業株式会社に入社。製材工場での営業や新規工場の立ち上げに携わったのち、2020年4月より飛騨市地域おこし協力隊、広葉樹活用コンシェルジュに着任。 飛騨市広葉樹短期乾燥PJ(2022年3月~2024年3月)の責任者として、飛騨地域産材広葉樹の乾燥技術の確立に取り組む。森林状況とマーケットニーズが連動する“vernacular=飛騨地域ならでは”な木材流通の構築を目指す。2024年4月に休眠していた製材所を再始動させ、天然生の「地物の木」と「旬」を活かす、木の文化の流通を目指し、やまかわ製材舎を設立。
松本 剛|Takeshi Matsumoto
ヒダクマ 代表取締役/COO
環境事業会社勤務を経て、2009年、株式会社トビムシ設立に参画。2015年、「株式会社飛騨の森でクマは踊る」を設立。2016年、滞在型ものづくりカフェ「FabCafe Hida」をオープン。森と木と人が出会い活かしあう場や機会を整える。本とカレー好き。株式会社トビムシ取締役/筑波大学山岳科学学位プログラム非常勤講師/みえ森林・林業アカデミー講師。「広葉樹のまちづくり学校」には2020年の立ち上げから関わり、毎年、オーガナイザー兼ファシリテーターを務めている。
ご宿泊のご案内
ヒダクマが運営する宿泊ができるデジタルものづくりカフェ・FabCafe Hidaでは、受講生のご宿泊の予約を承ります。料金は、おひとり様ご一泊7,700円(税込み)で食事なし・お部屋のみのご用意となります。
詳しくはこちら:https://fabcafe.com/jp/hida/experienceandstay/
※FabCafe Hidaへのご宿泊のご予約希望は、申し込みフォームから承っております。
そのほか、飛騨市古川町でのご宿泊は飛騨市公式観光サイトをご覧くださいませ。
https://www.hida-kankou.jp/reserve