
ツキノワグマにとっての豊かな森を学ぶ2日間のフィールドワーク2025年11月



大好評の「ツキノワグマにとっての豊かな森を考える2日間のフィールドワーク」。
このフィールドワークは2022年11月からはじまり、毎年春と秋に開催。2025年2月には環境省「第20回エコツーリズム大賞」特別賞を受賞しました。森を代表する動物のツキノワグマは、季節の移ろいの中で色々な動植物を生きる糧にしています。そして意外にも、人の手が加わった環境にも適応して生きています。本プログラムは、クマ研究家の安江悠真さんとヒダクマの松本が森の案内人となり、参加者とともに森に入り、クマの目線を疑似体験しながら、クマにとっての豊かな森について考えるフィールドワークです。
今回で7回目の開催となるこのフィールドワーク。回を重ねるごとに、クマの生態を学ぶことと同時に、「クマが生きる森に対し人はどのように関わりを持つことができるのか」がこのフィールドワークでの大きなテーマになってきました。2日間のフィールドワークの中で、1日目は「生物多様性」や「種の生存戦略」を題材にして学びを深めるフィールドワーク。2日目は、クマの目線を知ったうえで、人と森との関係性を考えるフィールドワークを行います。
「ツキノワグマ」という、人とは異なる知覚を持ち、彼らなりの行動原理を持つ生き物の世界を垣間見ること。さまざまなバックグラウンドを持った人たちと2日間森に入り、彼らの生き方を学びながら、ディスカッションすること。それが、人の社会での生き方や暮らし方を考えるヒントになれば幸いです。皆さまのご参加をお待ちしています。
2025年05月に奥飛騨温泉郷・福地温泉の森で開催したイベントレポートはこちら(※今回のフィールドワークと、フィールド及びいくつかの内容が異なります。)
こんな方におすすめ
- 森づくりや林業に関わっている、興味がある
- 生物多様性やネイチャーポジティブ等のリアルを知りたい
- 商品開発、空間づくりに関わっている
- 森林生態系・森林業・それらに関する仕事について関心の高い学生
About the event イベント詳細
開催情報
開催日 | 2025年11月08日(土)-11月09日(日) |
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会場 | 飛騨の森、FabCafe Hidaなど |
参加費 | おひとり様 25,000円(税込み)/学割(大学、大学院、短期大学、高等専門学校、専門学校など)15,000円(税込み)/小学生以下無料*昼食付き ※事前決済 ※夕食・宿泊費は含まれません |
定員 | 10名(最小催行人数4名) |
申込方法 | 事前予約制。本ページにある「参加する」をクリックし、申し込みフォームよりご予約ください。 |
申込締切 | 2025年10月31日(金)12:00 |
ご注意
- 申込多数の場合、抽選となる可能性がございます。ご了承ください。当選者の方には、2025年10月31日(金)までにご登録いただいたメールアドレス宛にご案内をお送りします。
- プログラムは、予告なく変更される場合があります。
- キャンセルされる場合は、実施日の4日前までに下記までメール・電話でご連絡ください。それ以降は、以下のキャンセル料が発生いたしますので、予めご了承ください。
- - 3日前:30%
- - 前日:50%
- - 当日:100%
- 雨天時もプログラムを変更し実施予定です。雨具をご持参の上、ご参加ください。荒天時は中止とします。プログラムの変更や中止の場合は、開催日の3日前までにヒダクマよりメールで連絡いたします。
- ツアー内での移動には車が必要です。各自での手配、または参加者同士での乗り合いをお願いいたします。お車のない方は、お申し込みの際にご相談ください。
- ヒダクマはイベント保険に加入しています。
- 当日の参加者の皆さんのお写真や議論の内容は、後日公開するレポートなどに掲載させていただくことがあります。
■ 料金に含まれるもの:
・参加費(森のガイド料、イベント保険料を含む)
・食事(2日目昼食)
・クマの生態に関するレクチャー
※料金には、1日目の夕食および宿泊費は含まれません。
※1日目のプログラム終了後、任意参加での懇親会を開催予定です。
※飛騨での滞在に関する情報は、下記「ご宿泊のご案内」をご覧ください。
※移動は参加費に含まれておりませんのでご注意ください。各自で手配をお願いいたします。
※お支払いはクレジットカードで事前決済が可能なリンクをメールでお送りします。
■ 当日必要な持ち物・服装:下記参考にご準備ください。
・リュックサック、トレッキングシューズ、タオル、帽子、手袋、飲み物、雨具、虫よけスプレー等
・体温調整しやすく脱ぎ着できる服装(黒色の服装はなるべく避けてください)
■ 共催:安江悠真、株式会社飛騨の森でクマは踊る/FabCafe Hida
■ お問い合わせ:株式会社飛騨の森でクマは踊る/FabCafe Hida
E-mail:pr@hidakuma.com Tel:0577-57-7686
[1日目]11月08日(土)
13:00 | FabCafe Hida(岐阜県飛騨市古川町弐之町6-17)集合 |
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13:00-14:00 | イントロダクション、参加者の自己紹介 |
14:00-14:30 | 移動(車) |
14:30-16:30 | 森のフィールドワーク① ーツキノワグマのフィールドサインと植物の調査、サンプル採取ー |
16:30-17:00 | 移動(車) |
17:00-18:30 | ワークショップ ー森で得た情報をもとに、ツキノワグマの1年をシュミレーションー |
18:30-21:00 | 夕食会 ※希望者のみ |
[2日目]11月09日(日)
09:00 | 集合 |
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09:00-09:30 | 移動(車) |
09:30-10:30 | 森のフィールドワーク② ー人の森での過ごし方や森の活用の仕方について考えるー |
10:30-11:30 | 森のフィールドワーク③ ー人の森の活用事例について紹介ー |
11:30-12:00 | 移動(車) |
12:00-13:00 | ランチタイム |
13:00-15:00 | クマと人にとっての豊かな森を考えるワークショップ・ディスカッション |
15:00 | 解散 |
ここが魅力!3つのポイント
1. 森やクマのことを知らなくても大丈夫。丁寧にレクチャーします
野生動物であるクマの暮らしを知って人の森との関わり方を考える本企画。ナビゲーターである安江さんにクマの生態についてのレクチャーを受けてからフィールドワークに入るため、森やクマに対する知識がない人でも気軽に参加可能です。森歩きに慣れていない方も、スタッフがサポートします。
お申込者には2022年9月に開催したオンライン森のレッスン「ツキノワグマの目線で豊かな森を考える」のアーカイブ動画をお送りします。
2. インプットとアウトプットができる実践型のフィールドワーク
事前のレクチャーや森でのリサーチを通してクマの生態や生存戦略についてインプット。その上で改めて森に入り、クマにとって暮らしやすい森のために人は何ができるのかについて参加者同士でディスカッションします。
3. 森や自然を捉える解像度がグッと上がる
本イベントではクマという特定の生き物にフォーカスします。クマの目線で、食べられる植物や木の実などを探しながら森を歩きますが、それらは普段森を歩けば目に入るものばかり。意外と身近な植物たちをクマが利用していることがわかります。森を代表する動物のクマを切り口に森のことを少しずつ理解しませんか?
宿泊のご案内
ヒダクマが運営する宿泊ができるデジタルものづくりカフェ・FabCafe Hidaでは、受講生のご宿泊の予約を承ります。料金は、おひとり様ご一泊、早割で7,700円(税込み)、通常8,700円(税込み)で食事なし・お部屋のみのご用意となります。
詳しくはこちら:https://fabcafe.com/jp/hida/experienceandstay/
※FabCafe Hidaへのご宿泊のご予約希望は、申し込みフォームから承っております。
そのほか、飛騨市古川町でのご宿泊は飛騨市公式観光サイトをご覧くださいませ。
https://www.hida-kankou.jp/reserve
Members
安江 悠真|Yuma Yasue
クマ研究者/林業家
1989年 岐阜県白川町生まれ。岩手大学で林業と野生動物との関わりをテーマに農学修士を取得。現在は林業の会社に勤める傍ら、フリーランスとしての活動も開始。岐阜県の飛騨地域を拠点に、森や木に関わる仕事をあれこれと模索中。
Instagram:https://www.instagram.com/ymyse_525/
note:https://note.com/ymyse
松本 剛|Takeshi Matsumoto
株式会社飛騨の森でクマは踊る 代表取締役COO
環境事業会社勤務を経て、2009年、株式会社トビムシ設立に参画。2015年、株式会社飛騨の森でクマは踊る設立。2016年、木工房併設の滞在型ものづくりカフェ「FabCafe Hida」をオープン。「森のレッスン」「山観日」「建築家のための森ツアー」「飛騨市・広葉樹のまちづくり学校」など、森と人が出会い活かしあう場づくりに取り組む。本とカレー好き。
コラム:【寄稿】森への関わり方を、クマに訊く
2022年11月12日-13日の2日間のフィールドワークの様子を安江さんの文章でお届けしています。
https://hidakuma.com/column/20230210_kuma-fieldwork_yasue/