全日本棍棒協会の東さんと「棍棒で飛騨の森を語る」
古くから武器や工具、儀式用の道具として使われてきた棍棒。棍棒と聞くと、武器としてのイメージを抱く方が多いでしょうか。今回はその「棍棒」が主役。山から採取した木で棍棒をつくり、それを叩いて飛ばすスポーツ競技「棍棒飛ばし」があるのをご存知ですか?そのスポーツ競技を発案し普及活動をされているのは、全日本棍棒協会会長の東樫さん。
全日本棍棒協会の活動は、単に棍棒の魅力を広げるだけでなく、現在日本各地で放置されている里山の課題へ目が向けられています。棍棒を知ることによって里山に興味を持つ、里山を整備しながら棍棒を作る。このような循環を生み出し、棍棒や里山を楽しみながら、持続的な里山環境の保全活動を通して、多種共生の森を実現することを目標とされています。
飛騨地域でも2023年から棍棒チーム「飛騨高山ハイマウンテン」が発足し、棍棒を軸とした活動が始まっています。11月9日は全日本棍棒協会会長の東さんを奈良県宇陀市からお迎えし、飛騨の棍棒チーム「飛騨高山ハイマウンテン」代表の藤原桂さん、ヒダクマ代表で「石“棒”クラブ」メンバーでもある松本の三者によるトークイベントを開催します。棍棒を知って、飛騨の森に目を向けてみませんか?
11月9日のトークイベントの前はヒダクマの森に東さんと入る「ヒダクマ山観日」、11月10日は東さんから教わる「棍棒づくりと棍棒飛ばしのワークショップ」も予定しています。皆さんのご参加をお待ちしています。
About the event イベント詳細
開催情報
開催日 | 2024年11月09日(土) 18:00~19:30(受付開始17:45~) |
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会場 | 住職書房(岐阜県高山市西之一色町2丁目84) |
参加費 | 1,000円(税込み) |
定員 | 20名 ※先着順 |
申込方法 | 事前予約制。本ページにある「参加する」をクリックし、申し込みフォームよりご予約ください。 |
申込締切 | 2024年11月07日(木)17:00 |
ご注意
- 当日のプログラムは予告なく変更になる可能性があります。予めご了承ください。
- お車でお越しの際は、近隣のコインパーキングなどをご利用ください。
- 参加者の皆さんのお写真は、後日公開するレポートなどに掲載させていただくことがあります。
■ 共催:飛騨高山ハイマウンテン、株式会社飛騨の森でクマは踊る
■ お問い合わせ:株式会社飛騨の森でクマは踊る
E-mail: info@hidakuma.com Tel: 0577-57-7686
当日のプログラム
17:45-18:00 | 受付 |
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18:00-18:05 | イントロダクション |
18:05-19:00 | トーク「棍棒で飛騨の森を語る」 |
19:00-19:25 | 質疑応答 |
19:25-19:30 | クロージング |
Members
東 樫|Kashi Azuma
全日本棍棒協会 会長
里山制作団体つち式代表、全日本棍棒協会会長。1991年大阪府生まれ。2015年より奈良県宇陀市に移り住み里山生活をおくる。2020年、杉山を雑木山に育む二百年計画「里山二二二〇」を開始。2021年、里山制作と並行して棍棒の製造を始めるとともに「棍棒飛ばし」という競技を考案。著書に『人類堆肥化計画』(創元社)、『つち式二〇二〇』、『棍棒入門』など。
藤原 桂|Katsura Fujiwara
住職書房店主/飛騨高山ハイマウンテン
1994年京都生まれ。2018年に高山市に移住、2021年に住職書房を開店。2023年にはじめての棍棒を製作。まちによく分からない場所をつくるために、本屋をひらいています。
松本 剛|Takeshi Matsumoto
ヒダクマ 代表取締役COO/石棒クラブメンバー
2015年、「株式会社飛騨の森でクマは踊る」(ヒダクマ)設立。2016年、滞在型ものづくりカフェ「FabCafe Hida」オープン。森と木と人が出会い活かしあう場や機会を整える。株式会社トビムシ取締役/筑波大学山岳科学学位プログラム非常勤講師/みえ森林・林業アカデミー講師。地域文化振興のため、飛騨みやがわ考古民俗館で石棒を核に関係人口を創出する「石棒クラブ」、杉崎廃寺跡の出土品である木簡を核に古くて新しい木の文化を創出する「木簡クラブ」の活動にも勤しむ。