「サーキュラーエコノミーの観点からこれからの工業製品のあり方を考える」2023 飛騨の家具Ⓡフェスティバル
地域産材の活用拡大を目指す、異業種メーカーと飛騨の家具メーカーのコラボレーション
自社の技術を活かし、多くの人の暮らしに寄り添う工業製品をつくるパナソニックと飛騨の家具メーカーが、これからの工業製品のあり方を考える企画。サーキュラーエコノミーの観点から、未来を見据えた自然、地域資源、材料、製造プロセス、製品との関わり、循環のかたちについて語り合います。
スピーカーは、サーキュラーエコノミーの視点で飛騨地域にて活動中のパナソニック ホールディングス株式会社の中田公明氏、パナソニック ハウジングソリューションズにて木質床材関係の材料開発などに関わる森健次氏、飛騨の家具メーカーからはいずれも地域産材の活用に取り組む、飛驒産業デザイン室の舛井敦氏、柿下木材工業所代表の柿下孝司氏です。
トークでは、同フェスティバルに出品する、パナソニック独自の「マイスターズウッド」の木質エイジング技術を使用した飛騨産業・柿下木材工業所による家具製作トライアルの経緯や製作プロセスも紹介。そのなかで見えてきた飛騨地域産材活用に向けての課題やこれからの可能性についてもお話します。ぜひご参加ください。
こんな方におすすめ
- サーキュラーエコノミーの観点から森林資源・地域資源を活用した事業に関心のある企業の担当者
- 国産材・地域産材利用に興味のある方
- 地域内外の林業・製材事業者・家具メーカー・職人など、広く木のものづくりに関わる方
- 住宅・オフィス・店舗内装空間を手掛ける企業の担当者
- 新規事業・サステナブル事業開発担当者
- 木・広葉樹に興味のある材料開発担当者
About the event イベント詳細
■ 本イベントは、「飛騨の家具フェスティバル」の関連イベントです。
「飛騨の家具フェスティバル」の公式サイト:https://www.hidanokagu.jp/festival/
開催情報
開催日 | 10月24日(火)14:30-16:00 |
---|---|
会場 | 飛騨・世界生活文化センター(メイン会場・テーマブース内) |
配信 | 30名 |
申込方法 | 事前予約制 |
申込締切 | 本記事の「参加する」をクリックし、フォームより申し込みください。 |
- 企画・運営:飛騨の森でクマは踊る
- 主催:飛騨の家具フェスティバル実行委員会、協同組合 飛騨木工連合会
- 協力:パナソニック ホールディングス株式会社、パナソニック ハウジングソリューションズ株式会社、飛驒産業株式会社、株式会社柿下木材工業所
【ご注意】
・定員に達しましたら申し込み受付を終了します。
・イベント当日の内容は、後日飛騨木工連合会・ヒダクマ・登壇者の皆さまのオウンドメディアに掲載する場合があります。
・プログラムは、予告なく変更される場合があります。
当日のプログラム
14:30-14:40 | イントロダクション 井上 彩(ヒダクマ) |
---|---|
14:40-14:55 | パナソニックの内装建材においてのサステナブルな取り組み 森 健次(パナソニック ハウジングソリューションズ株式会社) |
14:55-15:10 | 飛驒産業・柿下木材工業所より取り組み紹介 プロトタイプ製作を通じて感じた広葉樹の可能性 ・舛井 敦(飛驒産業) ・柿下 孝司(柿下木材工業所) |
15:10-15:25 | パナソニックと飛騨地域との関わりから考えるサーキュラーエコノミー 中田 公明(パナソニック ホールディングス株式会社) |
15:25-15:50 | トークセッション サーキュラーエコノミーの観点からこれからの工業製品のあり方を考える 全員 |
15:50-16:00 | 質疑応答・まとめ |
Speakers
中田 公明|Kimiaki Nakata
パナソニック ホールディングス株式会社 マニュファクチャリングイノベーション本部
1962年島根県日原町(現・津和野町)に生まれる。父は営林署勤務(生産)で、林業を身近に見ながら、地方の過疎化のなかで成長。山口大学大学院工学研究科機械工学専攻。松下電工㈱(現パナソニック㈱)入社、生産技術研究所にてプラスチックの成形加工プロセスの研究、シミュレーションを中心に、レオロジー、金型、成形機などの関連技術全般からアプローチする業務に従事。新潟での製造部門を経て、研究開発部門のマネジメント職に。2020年頃からサーキュラーエコノミーに興味を持ち、最近では森や木、地方との関連を(再び)考え始め、飛騨に通っている。
https://holdings.panasonic/jp/
森 健次|Mori Kenji
パナソニック ハウジングソリューションズ株式会社 建築システム事業部
京都府立大学 農学部 森林科学科卒・同大学院卒。
2010年入社以来、木質床材関係の材料開発・商品開発・製造技術開発に携わる。
特に、湿式集成単板製造と材料の広葉樹調達、自身が中心的に開発した木質エイジング処理技術に詳しい。エイジング処理木材の住宅建材分野以外での展開に挑戦しており、飛騨地域のメーカーと協働でプロトタイプを作製し本フェスティバルで展示、家具用材としての可能性を探る
https://panasonic.co.jp/phs/
舛井 敦|Atsushi Masui
飛驒産業株式会社 デザイン室 プロダクトデザイングループ 次長
1970年福島県いわき市生まれ。武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科卒。
1996年飛驒産業株式会社に入社以来、森のことばシリーズをはじめ、数々の商品開発に携わる。近年は国産材活用の推進に努めている。
https://hidasangyo.com/
柿下 孝司|Koji Kakishita
株式会社柿下木材工業所 代表取締役
1999年入社。同年工場が全焼。焼野原からの再建となる。2007年には木の温もりと優しい明かりの相乗効果により生まれる心地よさを大切にした照明ブランド【木製照明のモアレ】を立ち上げる。現在は、岐阜県内の産地(美濃焼や飛騨春慶塗り等)とのコラボレーションなど、相互扶助型ものづくりをテーマに挑戦している。
https://www.kakishita.co.jp/
井上 彩|Aya Inoue
飛騨の森でクマは踊る 取締役/CMO
島根大学教育学部、武蔵野美術大学彫刻学科卒。
2018年ヒダクマ入社。公式サイトからの情報発信やメールマガジンなどを担当。森と人との接点をつくることに楽しさを感じながら活動中。飛騨で好きな食べ物は、朴葉寿司。
パナソニックの木質エイジング技術×飛騨の家具メーカー(飛驒産業・柿下木材)による家具製作トライアルが「飛騨の家具Ⓡフェスティバル」での展示されます
地域産材の活用拡大を目的に、パナソニック ハウジングソリューションズ株式会社が持つ独自の木質エイジング技術「マイスターズウッド」を使用した家具製作トライアルを実施。製作は、飛騨の家具メーカーの飛驒産業株式会社、株式会社柿下木材工業所が手掛け、ヒダクマはコーディネーションを担当しました。各社が製作した家具製作トライアルは、今月10月21日-25日まで飛騨の家具フェスティバルのメイン会場の飛騨産業・柿下木材の各ブースで展示します。
ぜひ会場でご覧いただき、皆さんのお声を聞かせてもらえたらと思っています。どうぞよろしくお願いします。