
「広葉樹活用サミット2023 in 飛騨」2023 飛騨の家具Ⓡフェスティバル






「飛驒の家具フェスティバル」で語り合う、飛騨地域における広葉樹の可能性
“雑木”と呼ばれ、一般的に価値が低いとされている国産広葉樹。「雑木と呼ばないで」をキャッチフレーズに、改めて広葉樹の魅力を伝えようと、全国の林産地とのネットワークを持つ株式会社モリアゲ代表の長野麻子氏が発案した「広葉樹活用サミット」。ヒダクマ会長の林千晶、飛驒産業の岡田明子代表が呼応し、3人による話し合いのもと、その記念すべき第1回目が、豊かな広葉樹の森が広がる飛騨地域にて開催が決定。年に一度の家具の祭典「飛騨の家具フェスティバル」の公式イベントとして10月22日にメイン会場である飛騨・世界生活文化センター(岐阜県高山市)を舞台に行われます。
当日は、飛騨地域で林業・木のものづくりに関わるスピーカー3名によるプレゼンテーションから始まります。発表するのは、国産材の活用の推進に取り組む飛驒産業の岡田明子代表、飛騨市を拠点に地域の風土に根ざした木材流通の構築に向け活動する広葉樹活用コンシェルジュの及川幹さん、飛騨産の広葉樹を活用した家具の制作を行う木と暮らしの制作所の松原千明さんです。プレゼンテーションの後は、長野氏・林も加わり、登壇者全員によるトークセッションと、当日トークを聞きに来てくれた参加者の皆さんとの対話やその共有の時間も設けます。
飛騨地域における広葉樹の可能性について語り合うことにより、広葉樹の魅力を感じてもらうことはもちろん、参加者・登壇者の皆さんの声から、広葉樹活用に向け取り組む上で、これからの地域と地域、地域と都市のあり方を考えたり、公共、ビジネス、環境などの多様な視点から森と人との関係について、今まで気づかなかったことを発見できるような機会になればと思っています。
皆さまのご参加をこころよりお待ちしています。
こんな方におすすめ
- 林業・製材業・家具メーカー・職人など木のものづくりに関わる方
- 地域資源を活用した産業振興・まちづくりに関わる企業・自治体関係者
- 住宅・オフィス・店舗内装などの空間を手掛ける企業・担当者
- 新規事業・サステナブル事業開発担当者
- 森・木が好きな方
About the event イベント詳細
■ 本イベントは、「飛騨の家具フェスティバル」の関連イベントです。
「飛騨の家具フェスティバル」の公式サイト:https://www.hidanokagu.jp/festival/
開催情報
開催日 | 2023年10月22日(日)14:30-16:00 |
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会場 | 飛騨・世界生活文化センター メイン会場 テーマブース内(岐阜県高山市千島町900-1) |
参加費 | 無料 |
定員 | 50名 |
申込方法 | *10/22(日)14:30-「広葉樹活用サミット2023」は定員に達したため受付を終了しました(10/13時点) |
- 企画:株式会社モリアゲ・株式会社飛騨の森でクマは踊る・飛驒産業株式会社
- 運営:飛騨の森でクマは踊る
- 主催:飛騨の家具フェスティバル実行委員会、協同組合 飛騨木工連合会
【ご注意】
・定員に達しましたら申し込み受付を終了します。
・イベント当日の内容は、後日飛騨木工連合会・ヒダクマ・登壇者の皆さまのオウンドメディアに掲載する場合があります。
・プログラムは、予告なく変更される場合があります。
当日のプログラム
14:30-14:35 | イントロダクション |
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14:35-14:50 | プレゼンテーション ーー飛騨地域で活動するプレイヤーから取り組みと広葉樹への思いを聞く ・岡田 明子(飛驒産業株式会社 代表取締役社長) ・及川 幹(飛騨市広葉樹活用コンシェルジュ) ・松原 千明(木と暮らしの制作所 取締役) |
14:50-15:20 | トークセッション ・長野 麻子(株式会社モリアゲ代表取締役) ・林 千晶(株式会社飛騨の森でクマは踊る 取締役会長/株式会社Q0 代表取締役社長) ・岡田 明子(飛驒産業株式会社 代表取締役社長) ・及川 幹(広葉樹活用コンシェルジュ) ・松原 千明(木と暮らしの制作所 取締役) モデレーター:松本 剛(飛騨の森でクマは踊る 代表取締役/COO) |
15:20-15:30 | 参加者とともに考える「広葉樹の可能性」(グループワーク) |
15:30-15:45 | グループ毎に発表 |
15:45-16:00 | まとめ |
16:00 | 終了 |
Speakers
長野 麻子|Asako Nagano
株式会社モリアゲ代表
愛知県生まれ。東京大学文学部フランス文学科卒、1994年に農林水産省に入省。2018年から3年間林野庁木材利用課長として「ウッド・チェンジ」を各地で叫び続ける。豊かな森を次代につなぐことを勝手に天命と感じ、2022年6月に早期退職。同年8月に日本の森を盛り上げる株式会社モリアゲを設立。
https://mori-age.jp
林 千晶|Chiaki Hayashi
ロフトワーク共同創業者/株式会社Q0 代表取締役社長/株式会社 飛騨の森でクマは踊る 取締役会長
早稲田大学商学部、ボストン大学大学院ジャーナリズム学科卒。花王を経て、2000年にロフトワークを起業。Webデザイン、ビジネスデザイン、コミュニティデザイン、空間デザインなど、手がけるプロジェクトは年間200件を超える(2022年3月に退任)。「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2017」(日経WOMAN)、「Bold Woman Award 2021 ファイナリスト」(MHD モエ ヘネシー ディアジオ)などを受賞。ロフトワーク共同創業者、株式会社Q0 代表取締役社長。
https://loftwork.com/jp/
https://q0.io/
岡田 明子|Akiko Okada
飛驒産業株式会社 代表取締役社長/飛騨木工連合会 副理事長
岐阜県高山市生まれ。南山大学外国語学部卒業。
2011年飛驒産業株式会社に入社。2020年の創業100周年を機に、自社の方向性を定めたいという想いからブランディングプロジェクトを立ち上げ、企業理念の言語化・体系化を牽引した。2021年12月、代表取締役社長に就任。2023年より飛騨木工連合会副理事長を務める。
https://hidasangyo.com/
及川 幹|Motoki Oikawa
広葉樹活用コンシェルジュ
静岡県島田市出身。大阪大学文化人類学専攻を卒業後、西垣林業株式会社に入社。製材工場での営業や新規工場の立ち上げに携わったのち、2020年4月より飛騨市地域おこし協力隊、広葉樹活用コンシェルジュに着任。森林状況とマーケットニーズが連動する“vernacular=飛騨地域ならでは”な木材流通の構築を目指す。現在、短期乾燥プロジェクトと製材所再稼働プロジェクトに取り組んでいる。
松原 千明|Matsubara Chiaki
木と暮らしの制作所 取締役
素材を知らなければデザインは出来ないという考えのもと、金属・漆・木工が学べる大学で工芸デザインを専攻。卒業後は愛知県瀬戸市のファブレスの食器メーカーにて地場産業に従事。2017年(株)木と暮らしの制作所の立上げに参画。素材・技術・流通を意識した商品企画を行う。
https://kitokurashi.com/
松本 剛|Takeshi Matsumoto
株式会社飛騨の森でクマは踊る 代表取締役COO
環境事業会社勤務を経て、2009年、株式会社トビムシ設立に参画。2015年、「株式会社飛騨の森でクマは踊る」を設立。2016年、滞在型ものづくりカフェ「FabCafe Hida」をオープン。森と木と人が出会い活かしあう場や機会を整える。