
人に生き物に寄りそうデザインプロセスから生まれたもの。生物多様性 × デザインのリアルと可能性とは?





Outline
天然資源を育む環境や生物多様性を経済的に重要な「自然資本」と捉え、その安定性が経営の持続可能性のキーであるとする考え方が一般化してきた昨今。中でも生物多様性は、2030年までに陸と海の30%以上を健全な生態系として効果的に保全しようとする目標「30by30」が2021年のG7サミットで掲げられるなど、関心が高いテーマの一つ。しかし、教科書的には私たちの暮らしに深く関わる生物多様性が、生活やビジネスにどう繋がるのか、具体的なイメージがない方も多いのではないでしょうか?
本イベントでは、人にも生き物にも寄りそうデザイン・設計を目指した「sugomori(スゴモリ)」プロジェクトを取り上げます。“クマ視点になって森に入る”ことから始まったデザインプロセスを詳しく解説し、決して単純明快ではない「生物多様性 × デザインのリアル」をお届けします。ゲストは、プロジェクトを共にした、大型商業施設の建築設計やインテリアデザインを手掛けるノンスケール株式会社の小林毅さん(代表取締役/CEO)と森信真樹さん(クリエイティブディレクター)。ヒダクマからは松本剛(COO)と黒田晃佑(森のクリエイティブディレクター)が出演します。
人と生き物のより良い関わりにデザインや設計をどう活かせるのか、ゲストそして参加者のみなさんと一緒に考えたいと思います。トーク後の交流会では、意見交換や実践に向けたディスカッションを予定しています。みなさま、ぜひ奮ってご参加ください。
こんな方におすすめ
- 事業における生物多様性との関わりを模索する企業担当者
- デザイン視点での生物多様性の捉え方に興味があるデザイナー・設計者
- 生物多様性保全に向けたデザインやビジネスのあり方について意見交換したい方
- 地域の森林や木材の活用に取り組みたい自治体担当者・事業者
About the event イベント詳細
開催情報
開催日 | 2023年10月12日(木)16:00~17:20(任意参加の交流会は17:20-18:00) |
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会場 | オンライン |
配信 | Zoom、YouTube |
参加費 | 無料 |
定員 | 100人 |
申込方法 | 本記事の「参加する」をクリックし、フォームからお申し込みください。 |
申込締切 | 2023年10月10日(火) 18:00 |
ご注意
- プログラムは、予告なく変更される場合があります。
- イベント当日の内容は後日ヒダクマのオウンドメディアに掲載する場合があります。
- 営業目的の方のお申し込みはご遠慮ください。
当日のプログラム
16:00-16:05 | イントロダクション 志田岳弥(ヒダクマ) |
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16:05-16:15 | ノンスケールと飛騨の森 小林毅(ノンスケール) 森信真樹(ノンスケール) |
16:15-16:40 | 人に生き物に寄りそうデザインプロセス 小林毅(ノンスケール) 森信真樹(ノンスケール) 松本剛(ヒダクマ) 黒田晃佑(ヒダクマ) |
16:40-17:05 | sugomoriプロジェクトにおける発見と可能性 小林毅(ノンスケール) 森信真樹(ノンスケール) 松本剛(ヒダクマ) 黒田晃佑(ヒダクマ) |
17:05-17:15 | Q&A |
17:15-17:20 | クロージング |
17:20-18:00 | オンライン交流会(任意参加) |
Speakers
小林 毅|Tsuyoshi Kobayashi
ノンスケール株式会社 代表取締役/CEO
1993年株式会社船場入社、2000年から2009年まで香港、広州、上海に駐在し東南アジア各国、中国全域でプロジェクトマネジメントを推進。2010年よりノンスケール株式会社ゼネラルマネージャー、2020年同代表取締役に就任。デザインの力でコミュニティをワクワク元気にさせたい。趣味は、トライアスロン、登山、トレイルランニングなど。大自然の中に身を置き圧倒され身体性を持って畏怖の念を抱くのが好き。
森信 真樹|Masaki Morinobu
ノンスケール株式会社 クリエイティブディレクター
東京都生まれ。コロンビア大学建築学部修士課程修了。ニューヨークの設計事務所で専門店、商業、パブリックスペースデザインなどに携わり、同時にアルゴリズム建築を中心に研究。帰国後NONSCALEにて国内や海外の商業建築を中心にデザインを手掛ける。小規模なパビリオンから大型複合施設まで総合的にデザイン。2015年 Triumph Pavilion 国際デザインコンペ最優秀賞など。
松本 剛|Takeshi Matsumoto
株式会社飛騨の森でクマは踊る 代表取締役COO
環境事業会社勤務を経て、2009年、株式会社トビムシ設立に参画。2015年、株式会社飛騨の森でクマは踊る設立。2016年、木工房併設の滞在型ものづくりカフェ「FabCafe Hida」をオープン。「森のレッスン」「山観日」「建築家のための森ツアー」「飛騨市・広葉樹のまちづくり学校」など、森と人が出会い活かしあう場づくりに取り組む。本とカレー好き。
黒田 晃佑|Kousuke Kuroda
森を事業部 森のクリエイティブディレクター
大阪府出身。大学で建築と木工を学んでいるうちに、光の現象に興味を持ちフィンランドへ暮らしと共にある家具や照明のデザインを学ぶために留学。そののち、木という素材の扱いを家具に限定せず考え森と関わっていくヒダクマに興味を持ち2019年から参加。人と素材、デジタルとアナログなど事象と事象のバランスを調整したり、繋ぐことで新しいものや価値を創る事を目指す。日常や生活を大切にしていて、散歩や音楽を探したりが趣味。