資源循環をスイッチ。サステナブルなプロジェクトを導く“みちくさプロセス”とは? @FabCafe Tokyo
あえて遠回りをして、自然を起点とした循環の現場に向き合う
目的とする所までの途中で、他のことに関わって時間を費やす「みちくさ」。生産性の考え方の中で私たちはつい目的地までの最短距離を計算しがちです。みちくさは、そんな私たちの視野を広げ、思ってもみなかった、でも思っていた目的よりもずっと素敵な所へと導いてくれることがあります。
今年7月、いつもと異なる視点をくれるみちくさをテーマに、持続可能な社会へのヒントとなるアート作品や事例を集めた「ちきゅうのみちくさ展」が開催されました(株式会社三井住友フィナンシャルグループ、株式会社三井住友銀行、株式会社ロフトワーク、株式会社コングレ)。多様な視点を持った作品を展示する空間をつくるため、資材となる木材生産の現場を巡り、木という自然を起点とした資源循環をリサーチしたプロジェクトメンバー。空間づくりにおいてどのようなチャレンジができるのかをディスカッションし、試行錯誤を重ねました。
このイベントでは「ちきゅうのみちくさ展」を振り返った上で、その展示空間が出来上がるまでの“みちくさプロセス”にフォーカス。直線的ではなく、あえて遠回りするそのプロセスから生まれるサステナビリティとはどのようなものなのか議論します。スピーカーは、みちくさプロセスをともにした寺田英史さん(tamari architects)、東郷りんさん(ロフトワーク クリエイティブディレクター)、門井慈子(ヒダクマ 森のクリエイティブディレクター)。皆さんのご参加、お待ちしております。
こんな方におすすめ
- 地域課題や環境課題へのアプローチを模索する企業担当者
- サステナブルなプロジェクトに通底するプロセスのあり方に興味がある方
- 空間づくりを通じたサステナビリティ推進について知りたい方
About the event イベント詳細
開催情報
開催日 | 2023年9月21日(木) 16:00~17:45(15:45 受付開始) |
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会場 | FabCafe Tokyo 1F |
参加費 | 無料 ※FabCafe Hidaでの1ドリンクオーダーお願いします。 |
定員 | 20人 |
申込方法 | 本記事の「参加する」をクリックし、フォームからお申し込みください。 |
申込締切 | 2023年9月19日(火)12:00 |
ご注意
- プログラムは予告なく変更される場合があります。
- 本プログラムは、企業の方向けに開催しております。
- 営業目的の方のお申し込みはご遠慮ください。
◾️主催:株式会社飛騨の森でクマは踊る、ロフトワーク
◾️ お問い合わせ先: E-mail: pr@hidakuma.com Tel: 0577-57-7686
当日のプログラム
15:45-16:00 | 受付(FabCafe Tokyo 入り口にて) |
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16:00-16:15 | イントロダクション 「ちきゅうのみちくさ展」とは 松山由樹(ヒダクマ) 東郷りん(ロフトワーク) |
16:15-16:35 | 資源循環をスイッチする”みちくさプロセス” 寺田英史(tamari architects) 門井慈子(ヒダクマ) 東郷りん(ロフトワーク) |
16:35-17:05 | “みちくさプロセス”で生まれるサステナビリティとは? 寺田英史(tamari architects) 門井慈子(ヒダクマ) 東郷りん(ロフトワーク) |
17:05-17:15 | Q&A |
17:15-17:45 | ネットワーキング |
Speakers
寺田 英史|Hidefumi Terada
tamari architects 共同代表
横浜国立大学 大学院Y-GSA修了。建築設計集団ドットアーキテクツにて、新築や改修の設計、展覧会の会場構成、アーティストと協働した作品づくりを経験。つくり手との対話や施工を通じて、誰もがつくる-つかう建築を試みている。2022年、大阪 中津を拠点に 寺田英史+的場愛美 による設計事務所 tamari architectsを立ち上げる。ちいさなものづくりから、ランドスケープデザインまでを対象とし、鋭意活動中。
東郷 りん|Rin Togo
ロフトワーク クリエイティブディレクター
金沢出身。金沢美術工芸大学デザイン科卒業後、三菱電機株式会社にデザイナーとして入社。持続可能性に対する会社のビジョン作成などに携わる。より一層クリエイティビティを大切に、不確実性を楽しみながら新たな価値の創出に寄与するため、2019年よりロフトワークへ。サービスデザインやデザインリサーチの案件を担当している。情報を可視化する特技を活かし、社内外でグラフィックレコーダーとしても活動。プライベートでは親子に向けてデザインの考え方やモノの見方を伝えるプロジェクト「デザインのとびら」を企画・運営。お酒(特に日本酒)と工場見学が好き。
門井 慈子|Chikako Kaodi
ヒダクマ 森を事業部 森のクリエイティブディレクター
東京藝術大学 美術研究科先端芸術表現専攻修了。空間デザイン会社にてイベント装飾や店舗内装の空間デザイン・コミュニケーション設計を複数経験。人と森の関係性という、時間軸の長いコミュニケーションやそこに生じるコミュニティ創り・価値創造に心を惹かれ、2020年「クマが喜んで踊り出すくらい豊かな森」を目指すヒダクマに入社。クマと一緒に踊るのが夢。
Moderator
松山 由樹|Yuki Matsuyama
ヒダクマ 森へ事業部 森の翻訳者
京都府立大学大学院 応用生命科学専攻修了。在学中に所属していた土壌化学研究室での研究活動やフィールドワークを通じ、自然科学の面白さを知る。その後、高分子材料の試験機関に勤務し工業的な材料に関わる中で、自然由来の素材である木の利用に興味を持ち、2021年よりヒダクマに入社。趣味は山登り。飛騨の山を歩き尽くしたい。