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森で企て、地域とかたちづくる「未来の建築プロジェクト向け特注広葉樹2022」

About
これからの森と地域に向けた、立木ハンティング
「未来の建築プロジェクト向け特注広葉樹2022」では、建築家やデザイナー、木を使った製作を手掛ける企業の方々を広葉樹の森へお連れします。森では立木に触れたり見たりしながら、ものづくりを検討。その場で建築プロジェクトや家具製作に使いたい木を選ぶことができます。
何十年もかけて成長した木々、それらが織り成す環境には、いつも何か発見があります。そうした場所からものづくりを考えることは、人が、今そして将来の森により良い形で関われることとつながるはず。
飛騨地域には、広葉樹に対する豊富な知見と技術と経験を持つ林業・木材事業者、大工、木工職人がたくさんいます。その中で、伐採する立木を選ぶのは伐倒技術を持つ人々であり、丸太を選ぶのはほとんどの場合、製材所や木材問屋に限られています。この企画でヒダクマは、林業に関わる人々や職人と連携し、森の循環に関わる様々な人物が一体となったものづくりをお手伝いします。伐期を迎える10月頃まで、随時ご参加を受け付けておりますので、まずはお気軽にご相談ください。
こんなことができます
- 森、土場や製材所での発見が、新鮮な木の捉え方や製作のヒントにつながります
- トレーサビリティが確保された木のハンティングができます
- 枝分かれ・曲がり木といった通常は流通しない木の取り方ができます
- 木のプロフェッショナル達にデザイン、設計、加工の相談ができます
- 森が好きになります

How to Join
■日程について
本プログラムの日程・工程は、ご希望やご相談の内容に応じて調整致します。
■オンライン相談(所要時間:30〜45分):
本プログラムに参加したい方、木の活用に具体的なイメージを既にお持ちの方向けに、オンライン相談を実施しています。実際に森を訪れる前に、ヒダクマの専門スタッフに事前相談を行うことで、森での立木選びから加工・納品まで、プロジェクトの精度を高めることができます。本記事の「お問い合わせ」ボタンから専用フォームに移動し、ご希望の日程を記載し、お申し込みできます。ぜひお気軽にご相談くださいませ。
■各種お問い合わせ
本プログラムのことをより詳しく知りたい方につきましても、「お問い合わせ」ボタンから専用フォームに移動し、お問い合わせ内容を記入してください。
未来の建築プロジェクト向け特注広葉樹2022の流れ

- 飛騨の森・広葉樹についてレクチャー
飛騨の広葉樹の森の特徴や、ものづくりの素材としての性質についてヒダクマスタッフがレクチャー。森の見え方も事前のインプットがあるのとないのとでは大きく違います。「なぜ広葉樹なのか」もぜひここから一緒に考えましょう!

- 広葉樹活用モデル林や飛騨の里山での立木選定
これから伐採や整備が予定されている飛騨の森や木々の姿を観察しながら、その場で製作について相談したり、3Dスキャンによるデータ集め。今後のプロジェクトで使用したい立木にテープを付けてマーキングすることもできます。

- 土場(どば)やFabCafe Hidaで相談会
ご希望に応じて、丸太が集まる土場(どば)を訪れましょう。森でマークを付けた立木を実際にどう製材あるいは加工して、使用するかを検討できます。FabCafe Hidaでの製作相談も可能です。

- 選んだ立木との再会を願う!
広葉樹の伐倒には高い技術が求められます。姿形や繊維の発達に個体差がある広葉樹は、伐採時に丸太の中心から裂けたり、倒した際に破損することもしばしば。マークを付けた立木が、無事に伐出されることをヒダクマもともにお祈りします!無事が叶わなかったときの代替案も検討・用意します。

- 木材提供・プロジェクト開始
無事に伐出された木材は、土場にやってきます。そこからは、オーダーメイドで製材・乾燥させたり、プロジェクトに使用する材料として加工するなど、ご要望に応じて木を活用・納品していきます。
※プログラムの日程や内容は、ご希望に応じて調整可能です。随時ご参加を受け付けておりますので、まずはお気軽にご相談ください。
Output
キャンパスヴィレッジ大阪近大前

2022年3月1日に開業した交流型学生レジデンス「キャンパスヴィレッジ大阪近大前」の1F共用部向けに家具を製作しました。同物件は東急不動産株式会社が開発したもので、1F共用部のデザイン監修は株式会社船場が担当。いくつものユニークな家具には、東急不動産、船場、ヒダクマの3社が森や土場で選んだ木が使用されています。詳しくはこちらhttps://hidakuma.com/blog/20220418_campus_village/
Other Cases
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Gallery

ヒダクマ同行者が、森の特徴や広葉樹を対象として林業を解説

立木を見ながら用途を検討する工務店さま。持参したアイデアを森が更新していく

その場で立木を3Dスキャン。データを持ち帰ればまちでも製作を検討できる

枝の別れ具合で立木を選んだ不動産会社さま

製材所では、広葉樹の製材・乾燥の実際について聞くことができる

森や土場では、その都度製作などについて相談できる
森から始まるものづくりをご一緒しませんか?
「未来の建築プロジェクト向け特注広葉樹2022」は、随時受け付けをしております。飛騨の森、そして地域から始まる、人と森とを繋ぐものづくりを一緒にしませんか?ぜひお気軽に、お問い合わせ、ご相談下さい。
「未来の建築プロジェクト向け特注広葉樹2022」に関するご相談などは「お問合せ」ボタンより
その他、製作に関するお問い合わせはこちら