About
Hidakuma
ヒダクマとは
飛騨の森
100年先のために
今できること
森に足を踏み入れると、深呼吸したくなるのはなぜだろう。
昔ながらの日本家屋に、凛とした美しさを感じるのはなぜだろう。
日本の暮らし、それは自然と人との共生の歴史でもある。
森があり、四季があり、自然の恵みを享受してきた。
自然の恵みは、地中深くの微生物や野山を駆け巡る動物、
天地を行き交う風や水から生まれている。
それらはすべて、自然の摂理のなかで育まれてきた。
森は、「木材」ではない。
当たり前のことが、忘れられている。
短期的な経済性の判断で、日本では多くの森が放置されている。
森は、木材ではない。
日本人が共存してきた自然そのものであり、
自然の恵みでもある。
今こそ、100年の視点で森の価値を捉え直す必要がある。
木の可能性、森の可能性、地域の可能性、脈々と継承されてきた日本人の暮らしの可能性。
そんなありふれた日常に潜む大きな可能性から、新しい価値を生み出すこと。
それが、ヒダクマの挑戦。
Our Bases 多様な森の可能性を探求する3つの拠点
森の端オフィス
森林資源循環と広葉樹のポテンシャルを具現化した建築。
地域の森を基点とした建築の未来を共創する場所
森の端(もりのは)オフィスは、森林資源活用と森づくりの連動を加速するために、2022年8月に開設した新しい拠点です。町なかから川を渡った森の端っこに位置するこの場所は、飛騨地域の行政・林業関連事業者で推進する「広葉樹のまちづくり」の拠点になっています。林業の川中と呼ばれる広葉樹を専門とする集材所・製材所・木材乾燥施設と隣接し、未利用資源の代表格である曲がり木を扱うヒダクマの「曲がり木センター」も運用しています。
この場所では、主に建築プロジェクトを推進しています。可視化されにくい森林資源流通をリアルタイムに捉えることで、流通量の5%しか建築・家具用材にならないとされる広葉樹の95%部分を価値化することに、地域の林業の専門家と国内外から訪れる建築家やデザイナーとともに挑戦していきます。
FabCafe Hida
コミュニティを育みながら、
森と地域、デジタルものづくりへの扉を開くカフェ&ステイ
FabCafe(ファブカフェ)は、リアルとデジタルの間を自由に横断して次のイノベーションを創造する活動“FAB”をキーワードに、世界13都市(※)に拠点が拡がるグローバル・ネットワークです。
FabCafe Hidaは、飛騨古川の町なかにある築100年以上の古民家を改修し、2016年にヒダクマが世界6拠点目としてオープンしました。地域に息づく飛騨の匠のDNAを受け継ぎ、3Dプリンターやレーザーカッターなどのデジタル・ファブリケーションを活用し、次世代のものづくりプラットフォームを築いています。
カフェでは、飛騨の森の恵みを活かした食事や木工・Fab体験を提供し、森や町の文化などを楽しみながら学ぶイベントやワークショップを定期的に開催しています。蔵には木工房、母屋にはゲストハウスがあり、宿泊・滞在しながらプロジェクトに取り組める拠点となっています。
※2022年7月現在
ヒダクマの森
資源と可能性の宝庫、ヒダクマ社有林。
立ち返る場所であり、はじまる場所
奥山にある20haの広葉樹の自社有林「ヒダクマの森」は、森の価値を発見し、森を起点とした地域内循環を創造するための実験場。多様な分野の専門家・事業者・クリエイターとフィールドワークを実施し、森林のデータ計測や、多様な資源の試験採取、森林が果たしている人とのインタラクションの効果を検証しています。
ヒダクマ/FabCafe Hidaでは、イベント「山観日」や「森カフェ」などの森の空間利用のアクティビティや、各種ツアーの実施、カフェで提供している「クロモジコーヒー」のクロモジの採取場所としても活用中。
また、森を拓き様々なパートナーとのコラボレーションの場としても活用。造形作家や造園事業者、食の専門家等による林産物の採取、研究機関によるドローンや地上レーダーでの広葉樹林の3D計測の実験、事業者によるマイクロ林業用小型運搬機の実験、建築家による森の中の建築のシミュレーション等も行っています。
Company
Overview
会社概要
会社名 | 株式会社 飛騨の森でクマは踊る(通称「ヒダクマ」) |
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事業概要 | 木製品加工販売事業、カフェ・ホステル運営 |
設立日 | 2015年5月25日 |
代表取締役 | 岩岡 孝太郎、松本 剛 |
取締役会長 | 林 千晶 |
取締役 | 井上 彩 |
所在地 | 岐阜県飛騨市古川町弐之町6番17号 |
問い合わせ先 | info@hidakuma.com |
資本金 | 28,189,000円(資本準備金:20,000,000円) |
株主 | 株式会社ロフトワーク(54%)飛騨市(32.5%)株式会社トビムシ(13.5%) |