キハダ Amur Cork Tree
上品ではっきりした木目と光沢が繊細な趣き。
目が素直で扱いやすい。
- こいいろ
- みずにつよい
- やさしいもくめ
- やわらかい
木材としての特徴
環孔材。その名の通り少し黄色かかった独特の色と真っ直ぐではっきりとした美しい木目と光沢が特徴。色はグレーに近い黄土色で、経年変化で茶褐色に。クワやケヤキ、クリなどと雰囲気が似ており、その代替材という扱いで家具や床柱などの内装材の材料として主に用いてきたが、指物や茶箪笥、鏡台などにも使われてきた。水に強いことでも知られていて流し場の板などにも利用される。
樹としての特徴
ミカン科キハダ属落葉広葉。その名の通りに黄色い。黄色いといっても樹すべてが黄色いわけではなく、コルク質の分厚い樹皮の下の内皮が黄色い。かじると苦い。皮からは「黄柏(おうぱく)」という、下痢止めなどに効果のある漢方薬や湿布薬にする事もできるそう。黄色に染める自然染料としても用いられ、キハダから作られる染料は高品質なものとして扱われてきた。
サンプル動画
サンプル動画撮影協力:岐阜県生活技術研究所
COMMENT
とにかく黄色にテンションが上がる。
ヒダクマ黒田
辺材のイエロー部分欲しさに超ギリギリまで攻めた木取りをしてしまう。そこも含めて楽しい。
ヒダクマ浅岡
辺材が黄色っぽく最初はレモンイエローだが、経年変化で黒っぽくなる。樹皮は漢方で胃痛に効くらしいが、囓るとすこぶる苦い。
ヒダクマ飯山