カツラ Judas
木質は均一で暴れることなく、
やわらかく加工しやすい。
- うすいいろ
- かるい
- そりにくい
- やさしいもくめ
- やわらかい
木材としての特徴
散孔材。辺心材の境界は明瞭で、辺材は淡い緑黄色。心材は褐色。ホオノキと性質が似ていて、やや軽軟材で木質は密で加工しやすい。碁盤や将棋盤によく使われている木。
樹としての特徴
カツラ科カツラ属落葉広葉樹。比較的まっすぐ伸び、幹も太くなりやすいので木材としても大きないい材がとれる。葉はかわいいハート形をしている。春先に葉に先だって暗紅色の花をつける。葉を乾かして粉にしてお香を作るので、コウノキ(香の木)とも言う。カツラの名の由来には「香出ら」「香出ずる」という説もある。
サンプル動画
動画撮影協力:岐阜県生活技術研究所
COMMENT
扱いやすくて安定感のある木。カツラの葉っぱは、まん丸でとにかく可愛い。立木では一番好き。
ヒダクマ飯山
もけもけしている。ぼんやりとした木目と表情が陰影を曖昧にするので和の空間に合うと思う。
ヒダクマ黒田
数十年雨ざらしになったトチのような渋さがある。古民家に良く合いそう。
ヒダクマ浅岡