Innovative Design Camp in Hida

forest small size

 映画『君の名は。』の舞台にもなっている神々しい山々に囲まれ、
先人の技術が集積した伝統建築物が並ぶ飛騨古川の街に居を構えるヒダクマでは、
江戸時代から続く元酒蔵がある古民家を改築し、2016年4月にFabCafe Hidaをオープンしました。
森とクラフトという資産を活用し、FabCafe Hidaは今や、伝統と最先端、そして地域と世界の人、
様々な分野の人々が交差するクリエイティブ拠点となっています。
世界中の精鋭が集まるデザインCampやものづくりの現場には、面白いハプニングがあります。

資産を価値に変えようと試行錯誤してきたヒダクマだからご提供できる特別な体験。
凛とした職人気質の風が流れる飛騨古川で、まだ誰も見てないような取り組みの一歩を踏み出してみませんか?

「なぜ飛騨?」についてはこちらをご覧ください。

<対象>

建築家/建築設計事務所

多様な広葉樹の特徴を把握した上で適材適所の活用法を見出し、「木材」から設計に取り込んだ空間づくりや家具づくりの提案が可能になります。FabCafe Hidaの工房では、CNCやその他基本的な木材製作機器からレーザーカッター/3Dプリンターなどデジタルファブリケーションの機器まで幅広い機材を使いながらじっくりとサンプルの製作を行うことが可能です。
徒歩15分の場所には日本随一の広葉樹製材所があり、レストランの天板一枚板にも使える木材からこれまでには活用事例がないような材を見つけ、買い付けることが可能です。また、従来は捨てられてしまう端材や小径広葉樹などを活用し、材の費用を抑えながらクリエイティブなアイデアやプロセスをもってプロダクト開発を目指すなど、林業の課題解決に向けた一歩となる取り組みもスタートしております。
建築事務所の合宿、若手育成のための合宿なども可能です。

大学/大学院/研究室/その他教育機関/企業・組織

世界3カ国の大学生30名が集まった”Smart Craft Camp”をはじめ、ヒダクマでは「木材」「自然」を通してものづくりの再発見を行う合宿が開催されています
・大学研究室、海外の大学まで幅広い受け入れ実績があります
・木材を通してものづくりと自然を学ぶ事が可能
・カリキュラムを目的/日程/予算に応じて丁寧に話し合いながら一緒に考えます
・アイデアだけではなく、フィールドリサーチやハッカソン/メイカソンなどもおすすめします

2泊3日合宿プログラム構成例

Day 1
13:00 チェックイン
13:00〜14:00 昼食(美味しいお蕎麦や古民家カフェでカレー&コーヒーなどお楽しみがいっぱい)
14:00〜15:00 広葉樹を扱う製材所(岐阜県でも有数の広葉樹扱い量を誇る)*オーナーによるガイドは平日のみ
15:00〜16:00 匠文化館(伝統の組木技術の歴史と構造を知る)*飛騨古川の建築士から講義を得ることも可能
16:00〜17:00 木工職人工房訪問(FabCafe Hidaのデジタル機器と木工機器を併用し、木工製品から家具製作まで行う職人工房)
17:00〜18:30 飛騨古川の町歩き(寺や家々に組木技術を実用している美しい街並み。技術と日本美を学ぶ)
19:00〜21:00 夕食(飛騨の美味しい食材をつかった夕食 + 広葉樹の森がある場所ならではの質の高い地酒)

Day 2
8:00〜9:00  朝食@FabCafe Hida
9:00〜12:00 森歩き〜昼食(森の生態系や樹種、機能、ひとの暮らしとの繋がりについて学ぶ)
12:00〜13:00 移動
13:00〜14:00 家具メーカーの工場見学(家具づくりのプロセスを見ます)
14:00〜15:00 圧縮杉の研究所訪問(環境に配慮した木材活用研究を学ぶ)
15:00〜17:00 家具メーカーにて木目を読む、カンナ削り、曲木体験などの講義とワークショップ(木をデザイン視点&力学視点で学びます。木を削るカンナの扱いや曲木の実習を通じて木の特徴や様々な活用方法について知識を得ます)
17:00〜18:00 移動
19:00〜21:00 夕食

Day 3
8:00〜9:00  朝食@FabCafe Hida
9:00〜12:00 FabCafe Hidaの木工房で製作体験(樹種の異なる広葉樹を材料に、Fabと木工機械をつかって実際に製作します)
12:00-13:00 昼食
13:00-14:00 自由時間、幻のソフトクリーム体験など(お土産には、地酒、味噌せんべい、組木パズル、草木染めなどがございます)
14:00 飛騨古川発

料金

・企画費一式:20万円/組
・アテンド費:5万円/日
・ワークショップコーディネイト費一式:10万円/回
・宿泊費:7,500円(朝食込み)
・夕食:5,000円 + 飲み放題(ビール、地酒、飛騨の薬草酒、ソフトドリンクなど)は3,000円(2時間)
・レンタカー:3,500円/台
・大型バス(27人乗り):50,000円/台
・施設エントランス料金:300円〜500円
・家具メーカー工場ツアー:1,000円/人〜
・講義料金:40,000円(2時間)

プログラムオプション

目的や期待する成果に応じて、以下のようなプランからカスタマイズでプログラムをご提供することが可能です。

森や林業についての知識を深める

・広葉樹の森歩き
豊かな広葉樹の森を歩いてその豊かな生態系や価値を五感で感じる
・森の施業現場見学
施業の様子を生で見る:普段の生活では完成した木製品を目にする機会は多くても施業現場を見ることは少ないと思います。現場を見ることで、川上と川下がつながります。同時に林業の課題を学ぶことで未来の森に関心を持つきっかけにもなるでしょう。
・林業についての講義
行政の立場で森づくりを行ってきた林業の専門家から貴重な講義を受けることができます。例えば、林業の先進国、スイスやドイツの林業のプロ、フォレスターに学ぶ100年後の森づくりについての考え方や実施方法についてなど学ぶことができます。

木の知識や木の扱いについて知識を深める

・製材所訪問
国内でも有数の広葉樹扱い量を誇る製材所にて、丸太から板材への製材プロセスや木の特徴や魅力を知る
・家具メーカーの工場、ショールーム見学
家具になるまでの一連のプロセス、家具利用における木材の特徴、圧縮杉や曲木などの飛騨に伝わる特別な木工技術に触れる
・圧縮杉の研究所訪問(飛騨産業きつつき研究所)
間伐杉材の家具への活用目的、活用プロセスと活用事例を知る
・木工職人の工房訪問
飛騨に伝わる本格的木工技術を見る

組木技術についての知識を深め、実践で学ぶ

・組木博物館訪問
飛騨伝統技術とその歴史背景を見て聞いて触って学ぶ。中にはどうしても解けない組み木パズルもあり、知恵の輪的にも楽しむ
・飛騨古川の町歩き
匠の技術が生きた家々(格子、雲など)を見ることで数百年に渡り継承され続ける技や意匠を学ぶ
・匠の技を持つ大工の工場訪問
建築における組み木の機能とディテールの美しさ、職人の丁寧で真摯な仕事ぶりと精神を知る
・実践の組木研修
実際に手を動かしてつくってみることで組木の構造や意義を知る

広葉樹の森の価値を五感で感じる

・飛騨の自然が培った美味しい食材の料理を味わう
飛騨の天然広葉樹の森から生まれるきれいな水が食材を美味しくしてくれます。その水で作られた米や野菜で美味しいお料理を堪能してください。

合宿拠点

プロトタイピングやワークショップなどの合宿拠点はデジタル木工房を併設するFabCafe Hidaになります。
スクリーンやマイク、ホワイトボードなどもございますので、プレゼンテーションやワークショップも実施可能です。
工房にはひととおりの木工機械とデジタルファブリケーション機器が揃っていて新旧融合のものづくりが可能です。
木工機器とデジタル機器一覧

image01江戸時代から続く元酒蔵のある古民家をリノベーションしたFabCafe Hida

宿泊施設

FabCafe Hida

体験宿泊プラン

https://hidakuma.com/services/camp/experienceandstay/

メニューと金額

上記金額を基本として、目的や期待される成果に応じてカスタマイズでプログラムをご提供します

お問い合わせ

以下までお気軽にお問い合わせください
メール:info@hidakuma.com
電話:0577-57-7686
担当:森口

 

以降、写真と共に学べる内容をかいつまんでご紹介します。下方には過去の合宿紹介もございます。

image15飛騨市は面積の93%が森ですが、そのうちの7割が天然の広葉樹で占められており豊かな生態系が残っています。しかしながら日本の木材自給率が33%である事実にも見られるように、家具に向くと言われる広葉樹のほとんどを海外からの輸入に頼っています。ヒダクマでは現在、飛騨市と協同で、使われずに処分される端材や小径木、枝などの広葉樹活用事例づくりを進めています。伐期がとうに過ぎている針葉樹の間伐が急がれる中、未来100年の多様性豊かな森の育成を目指し、針広混交材の活用研究とそのノウハウの蓄積に取り組んでいます。合宿では、森のいろいろな背景を知ることで、未来の森思考を養うことも可能です。

image00飛騨古川の街並みー白壁土蔵と鯉のいる瀬戸川は飛騨古川の観光名物。職人気質を感じられる凛とした空気の流れる古格ある街。歴史的歌人 若山牧水の歌碑があったり大作映画の作曲家 武満徹が古川のために作曲したというのも納得のいく雰囲気を宿しています。

2016-11-06 09.59.58国の重要無形文化財に指定された4月19, 20日に行われる飛騨古川祭りには全国からファンが駆けつけます。その祭り屋台が収納された蔵は古からの匠の技と魂が詰まった宝石箱

IMG_5991森林組合や林業家の協力を得て森の施業現場見学も可能です。合宿ではまず森を見ることからスタートすることをお勧めしています。伐採方法、捨てられてしまう枝や小径木の存在を知ることで、環境に配慮した木づかいのアイデアも浮かぶかもしれません。

nishino1木の博士、西野さんは国内で有数の広葉樹扱い量を誇る製材所のマスターです。木目や色、香りの違う個性豊かな広葉樹に触れると、一筋縄には扱えない木の生命を意識することができます。この製材所を見るとたくさんのインスピレーションが溢れ始めるでしょう。

takumi bunkakan飛鳥時代より日本の神社仏閣を建立し、その技で国に貢献したと言い伝えられる”飛騨の匠”に代表される組木技術についての歴史的・文化的背景を学べます

3実践で組木技術を学ぶことも可能です。その機能性やディテール、美観などを自らのデザインに取り入れてみてください

Brandon Bergem (1)飛騨でも伝統組木技術を継承している若手大工は片手で数えるほどに少なくなっていると言われています。その丁寧な仕事ぶりや筋の通った職人魂に触れることは、生き方や仕事への取り組み方にも少なからず影響をもたらすかもしれません。

IMG_6121 伝統建築の技を持つ大工さんの元でハツリの技を体感する学生。30代前半という若さで、伐採から運搬、製材(製材道具さえも自分でこしらえる)、建立までのいっさいをひとりで行う。また、古民家に使われてた材を再利用し新築を立てるという循環する家づくりも行っている大工さんの哲学に触れることもできます。

飛騨産業きつつき研究所で曲げ木技術について話を聞きます飛騨産業きつつき研究所では杉の圧縮技術について研究する博士から、あらゆる木の不思議について学ぶことができます。例えば蒸した木はクネクネに曲がるのです。

nishimura6華道や茶道の体験を通じて、日本人に古くから流れる特有の美観や侘び寂びの哲学を垣間見ることができると好評です。日本人であっても侘び寂びを言葉で説明することは難しいけれど、体験することで”引く”ことの構造美を実感をもって納得することができます。

image02合宿の最後はたくさんのインスピレーションから生まれたものを統合して機能的なものを作り出すプロトタイピング。コンセプトづくりで欠かせないのは町の人との交流。課題や期待を認識することで最終的なアウトプットも変わってきます。

 合宿レポート参照

建築家 中山英之さん製材所にて木材買い付けツアー映像

飛騨市との広葉樹活性化プロジェクト〜建築家、飛騨へ。広葉樹の価値化デザインの旅〜

ニューヨーク、トロント、台湾の建築、デザイン、メディアアートを専攻する学生によるデザイン合宿

イギリス・キングストン大学で建築を専攻するチームによる木材合宿

家具からパビリオン、ランドスケープまで様々なスケールのファブリケーションプロジェクトを手掛ける益山詠夢氏の飛騨ツアー

メディアジーンのオフィスリノベーションを担当したトレイルヘッズさんの飛騨ツアー