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全工程スタッフのサポート付きだから初心者でも安心! ヒダクマがおこなう滞在制作のプロセス大公開

ヒダクマでは飛騨古川にお泊り頂きながら家具作りを体験していただける、滞在制作プランを行っております。

最近、お客様から「滞在製作って具体的にどんなことができるの?」というご質問を頂くようになりました。
そのため今回はさっそく、飛騨の森でクマは踊る(以下、ヒダクマ)の滞在製作の流れをご紹介します。

▼まず、ヒダクマにはどんな滞在制作プランがあるの?

現在、ヒダクマの滞在製作のメインは、
「まぜまぜ広葉樹テーブル天板制作プラン」です。


[まぜまぜ広葉樹テーブル天板]

ヒダクマでは、幅が狭かったり、枚数が揃ってなかったりして、メーカーの家具になれなかったいろんな広葉樹をまぜまぜにすることでひとつの家具に仕上げています。
何十年も森で育った木が、生産合理的な考えかただけで、捨てられたり、砕いてチップにしてしまうのは悲しい。まぜまぜの家具にすることで、木の運命を変えています。

お一人でも、大人数でも楽しんでいただける製作プランですが、
今回は参考として、実際に今年のGWに滞在製作でテーブルを製作してくださったご夫妻にご協力いただきました。

 

▼制作の大まかな流れ

①予約
②打ち合わせ
③チェックイン
④制作1日目(木取り・接着)
⑤制作2日目(加工・研磨・塗装)
⑥制作3日目(脚の取り付け・梱包)
⑦チェックアウト

①予約

予約フォームにてご予約していただきます。
ヒダクマでは現在、Googleフォームで2タイプの滞在制作を提案しています。
どの程度のボリュームでご希望か以下のフォームに回答ください。

<まぜまぜ広葉樹テーブルプラン> 
=天板のみの制作、足は既成のものを取り付ける事で異素材との組み合わせも楽しみやすい。1泊2日〜2泊3日でお楽しみいただけるおすすめプラン

<オリジナルものづくりプラン>
=天板の形にこだわったテーブルや、ちゃぶ台など。木の脚部も製作することが可能です。2泊3日以上でしっかり木工を体験できるプラン

お客様のご希望の製作物によって日数は異なりますが、だいたいが二泊三日でお楽しみいただけるプランになっております。宿泊のお部屋を確認でき次第、スタッフからご連絡を返させていただきます。

 

 

②打ち合わせ

メールや電話で数回打ち合わせをします。

滞在前に大まかな日程プラン、制作物のデザインを決め、合計金額のお見積もりをさせていただきます。

打ち合わせは事前に滞在日程のイメージをお互いに共有することが目的です。製作したいテーブルのデザインイメージは、スケッチ・図面・写真など、お客様が表現しやすい方法で大丈夫です。こだわりたいポイントをお伝えください。

予約が完了しましたら、
あとは旅行の準備をするだけ。
飛騨古川でお待ちしております!

③来飛騨、チェックイン

ヒダクマには駐車場がないため、お車でお越しの場合は、飛騨古川駅裏手にある無料駐車場への駐車をお願いしております。

ヒダクマは、駅から徒歩10分ほどの場所にあります。    
今回ご夫妻は、関東からお車でのお越しくださいました。



④制作1日目(木取り・接着)

この滞在制作は、1日目の制作スピードが大切です。
あらかじめスタッフがご用意した材の中から、お好きな材を選んでいただきます。
木の名前、特性なども、雑談を交えながらスタッフが説明していきます。

選び終わったら、木をお好きな大きさにカットし、表面を綺麗にしましょう。

[テーブルに使用したい木材を選びます]
はじめはこのような状態でした。

[手押しがんな]
機械で材の表面を綺麗にし、直角を出します。

[自動がんな]
厚みを整えます。

[木あわせ]
ここでテーブルの印象が決まると言っても過言ではありません。
楽しくも大切な作業なので、じっくり悩んで決めましょう!

接着

[接着]
木の並び順が確定したら、接ぎ口を加工し、接着します。

これで1日目の制作終了です。

夜ご飯は買ってきたものをヒダクマ本社のカフェ(FabcafeHida )で食べるのも良いですが、せっかくでしたら町に出て、美味しい居酒屋で地元のお料理を味わっていただくのがオススメです!

どこに行くか迷ったら、ヒダクマやfabcafehidaのスタッフに気軽にお聞きください。
美味しい夜ごはんのお店をご紹介します!

 

⑤制作2日目(加工・研磨・塗装)

朝から張り切って加工を始めましょう!
希望の形に天板を切り取って行きます。

今回、「角のないテーブルが欲しいね」とご夫婦で話し合って、豆のような形のテーブルにカットすることになりました。奥様の書いた墨線を目印に、旦那様が天板をカットしていきます。

楽しげなご様子の奥様

お二人の頭の中にあるイメージが、実際に手を動かして形となっていく工程。一本の鉛筆の線が、そのままテーブルの形となります。

真剣なご様子の旦那様。

丸く温かみのある印象。直線的ですっきりとした印象。はたまた、自宅のおきたい場所にぴったり合う形に切り取りたい、など。
欲しい形のイメージや寸法がありましたら、あらかじめご予約の際にお伝えください。



また、刃物に手を近づける作業はとても危険です。
危ない部分は基本、工房のスタッフが行いますのでご安心ください。



豆型にカットした天板の角面を、さらに丸い形の刃もので切削していきます。

角が丸くなるだけでも、印象がガラッと変わりますね。
丸を大きくしたり、小さくしたり、角ばった印象にしたいなどのディテールも、蔵にある刃物の中から選ぶことができます。


形が大まかにできたら、あとは好みの手触りになるまで磨いていきます。

研磨紙という細かな凹凸粒子のついた紙で表面を削る作業を、磨き(ミガキ)と呼びます。

凸凹の大きさを数字の大きさで表しますが、数の大きいものほどが粒子が細かく、なめらかな表面に仕上がります。♯80/♯120/♯180・・・と徐々に目の細かい紙に持ち替えて、肌触りをよくしていきます。

休憩時間

製作も大切ですが、休憩も同じくらい大切です。
適度に休憩を挟みながら、無理なく製作を続けていきましょう。

カフェで甘いものもいかがでしょう。



よく晴れた日には休憩時間を長めにとって、散策に出かけるのもオススメです。
ヒダクマの裏の道を少し歩くと、綺麗な川が流れているため、こんな風景をすぐに見ることができます。
飛騨古川は、伝統的建築の町並みで有名な地域ですが、日常の風景もとても素敵な町なんです。のんびりとした時間を過ごすのに、こんなに適した場所はなかなかないと思います。


2日目最後の工程は塗装です。

磨きが終わったら仕上げの塗装をします。
丹念に磨いた結果がここでよく現れます。

ヒダクマでは基本、オイル塗装をお勧めしております。
天然素材で身体に優しいこともありますが、
木部に染み込んで表面を保護するので、導管を塞がないため、木にも優しい仕上がりになります。
ご自宅でメンテナンスもできるため、長く使い続けていただくことができます。

塗装をすると、木の表情が驚くほどに変化します。
キラキラと輝いて見えたり、色の深みが増してグッと渋くなる木など、塗装した後の変化も樹種によって違うため、『この瞬間を体験するために滞在製作に来てください!』と言いたいほど達成感のある瞬間です。


オリジナルプランでしたら、脚を製作することもできます。

ヒダクマの滞在製作プランでお作りいただけるのは基本天板のみですが、今回はカスタマイズで脚も製作させていただきました。

ご夫婦の天板は角が丸いため、脚も丸棒で統一する仕様になりました。
轆轤(ロクロ)で角材から削り出していきます。

木工旋盤(せんばん)とも呼び、回転させた木材に少しづつ刃を当てていくことで木を丸く削っていきます。「カカカカカッ」と木の削れていくリズミカルな音が、心地よく工房内に響きます。

塗装まで終わったら、2日目の製作終了です。

3日目(組み立て、写真撮影、梱包)

二泊三日の滞在制作、あっという間の最終日です。

チェックアウトは11時までですので、お荷物お預かり希望のお客様はスタッフまでお申し付けください。

お土産の買い忘れはありませんか?
せっかくですので、観光も楽しんでくださいね。

追加製作のオプションもあります!

ご夫婦の滞在製作は素晴らしいチームプレーでサクサク進み、予定よりもだいぶ早く終わりました。

ありがたいことに、奥様から『製作の途中で出てきた端材も愛しい。何か別のものとして家に迎え入れたい』とご提案いただいたため、余った時間にオプションで追加の製作も楽しんでいただきました。

今回、追加製作でお作り頂いたのは

●足の端材でカードホルダー
●机の端材で飾り棚
●蔵の在庫から選んだ薄板でカッティングボードと棚板

の三種類です。

丸くカットされる前の天板。

テーブルから切り落とされた端材から、ウォールシェルフの脚を製作します。

蔵の隅にあった薄板から
カッティングボードとプレートを切り出します。

脚の高さを合わせる際にこぼれ落ちた切れ端。
鋸で切れ込みを入れてカードホルダーに。

製作された「こどもたち」

どれも製作の途中で、切り落とさなくてはならなかった端材ですが、奥様がポロポロと転がる端材たちを拾い上げて「この子たちもテーブルの一部だったのだから、子供達だね」と呼んでくださったのが嬉しく、印象的でした。

※追加制作はオプションです。日程によっては体験していただけない場合もあります。
金額もお作りになりたい内容によって変わりますので、要相談となります。
当日でも構いませんので、担当のスタッフにご相談ください。

 

また、製作いただいた方には嬉しい特典も!

現在「まぜまぜ広葉樹テーブル滞在製作」にご参加いただいた方には記念に、名前や日付を刻印したヒダクマプレートをプレゼントしております。天板の裏に打ち付けたり、記念のキーホルダーにしたり、ご自由にお使いいただけます!

プレートの形やメッセージをオリジナルで作成することも可能です。
(オリジナルでお作りする場合は別料金がかかります。ご予約の際にご相談ください。)

製作の思い出に。今回は天板の裏に取り付けさせていただきました。プレートがつくと、一層特別感が増しますね。

無事組みあがったら、記念撮影をしましょう。

製作メンバーも混ぜていただきました。


後日、ご夫婦からお写真をいただきました。

今回の製作はお車でそのままのお持ち帰りでしたが、ヒダクマスタッフが梱包して後日ご自宅まで配送手配することも可能です。配送希望のお客様は、チェックイン時に担当スタッフまでお申し付けください。

▼お知らせ

ヒダクマでは滞在製作を、たくさんの方々に、思い思いの製作を楽しんでいただける時間にしていきたいと考えております。

「製作は少しで良いので、森歩きがしたい」
「社内で使うオフィス家具を、社員みんなで作るイベントをしたい」
「家族旅行や社員旅行も兼ねたリフレッシュの時間にしたい」

など、様々なご提案をお待ちしております。

また、ヒダクマの2階には3部屋客室があり、最大12人前後お泊まりいただけます。
1泊2日朝食込み1人¥7,500です。
近くに旅館やゲストハウスもあるので、多少人数が増えてもご滞在いただけます。

 

北陸新幹線も開通して、飛騨まで行き来しやすくなりました。
連休の思い出作りにいかがでしょうか。

 

▼飛騨古川でお待ちしております。

予約フォームはこちらから。

団体のお客様や企業のお客様、その他ご質問ございましたら、こちらまでお気軽にお問い合わせください。

併設されている「FabCafeHIDA」にも、ぜひお立ち寄りくださいね。
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