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FabCafe Hidaのものづくりプランで飛騨を満喫!2泊3日でつくれる超本格的なダイニングテーブル。

FabCafe Hidaでは、7月より新プラン 「林業体験プラン」がスタートしました。新たに宿泊機能をオープンしたFabCafe Hidaに滞在しながら、専任スタッフと一緒にものづくりをすることができます。 作れるものはお箸からダイニングテーブルまでさまざま。「家の家具をDIYしたい」という個人のお客様から、「設計中の住宅に入れる家具を、納得のいく仕上がりを自分で確かめたい」という建築家の方まで、幅広い方々にご利用いただいております。 さて、今回ご紹介するのは、東京都から遠路はるばるお越しいただいたお客様と一緒につくったごテーブル。その工程を写真を交えながらお伝えします。

「きっかけは、渋谷のロフトワークのオフィスを見学させていただいた時に出会った「まぜまぜ広葉樹」のテーブル。ヒダクマ立ち上げのお話と、その木の質感に惚れ込んでしまい、私も飛騨の木のテーブルが欲しいと思ったのでした。」

そんなことがきっかけで、飛騨に来ていただいたとのこと。そこからすぐに問い合わせ⇢飛騨へ。素晴らしい行動力…見習いたいです。

はじまりはこんなスケッチから

2~3人くらいで使える小さなダイニングテーブル。場所を取らないコンパクトさを保ちつつも、「おにぎり型」にすることで、ランチョンマットも敷ける程度の広さです(正円だと敷きにくく、三角形だと狭すぎる為)。脚は三本足で成立させたいとのご希望でした。

いただいたご要望をもとに、製作図と3Dイメージを設計。

image12 脚は3Dプリンターで出力したジョイントを使うことで、角材を差し込むだけで脚になる(そして、木工では非常に難しい角度で組むことができる!)。デジタルを組み合わせたものづくりも、FabCafeだからこそ可能なのです。 天板、脚で2泊3日で製作できるよう設計しました。

<1日目> 自分に合った木を選ぶ

10種類以上木の中から、手触りや匂い、木目、色味など 色々な要素を考慮しながら自分に合った木を選びます。 image19 ◯軽量化に特化 クリ、クルミ、トチ、ホオ、カツラ ◯湿気が多い環境で使う クリ、サクラ、ホエビソ ◯白っぽい色 トチ、ミズメ、ブナ、カエデ ◯細くしても折れにくい木 ナラ、ミズメ、サクラ、ケヤキ、カバ ◯木目がはっきりしている木 クリ、ケヤキ、ナラ など、適材適所で木材を選ぶことでより木のパワーを引き出すことができるのです。 また、異なる種類の木をまぜて楽しむ「まぜまぜ広葉樹」も可能。多種多様な広葉樹が手に入る飛騨ならではの作り方です。 image10熟考の末、クルミ、サクラ、ホエビソ、ミズメ、ブナ、ナラを選択しました。

②木取り 〜完成図を予想しながら、ほしい木目や節を切り取る〜

最終的な仕上がりに直結すのがこの作業。板材の状態から、木目や節、辺材などを考慮して、ほしい部分をカット⇢製材してゆきます。 サイズを図り、カットする基準を決めます。あ、このフシがかわいいからいれよう。なんていうのも可能。 image22 ↑バンドソーという機械で、ざっくりとカットしてゆきます。 image15 ↑こちらはプレーナーというマシン。簡単にカンナがけをすることができるマシンで、表面を平らにしながら基準面を出してゆきます。 この状態から↓image17 image6 ↑こうなりました!

③幅はぎ 〜天板にする為に板同士を圧着する〜

木をどういう順番で並べるかもなかなか悩みどころのこの作業。板同士を接着材で圧着するのですが、実は板と板の間に「ビスケット」と呼ばれる補強材が入っています。 image8 ↑専用のカッターでビスケット穴を加工し、ビスケットをハンマーで叩き入れます image18 ↑クランプでしっかりと圧着させ、一晩乾燥させれば幅はぎ完了です。 1日目を終えてのお客様のコメント↓

6種の板の並びを決めるところが一番の悩みどころ!ちょっと並びを変えるだけで印象が変わるし、木目は表裏でも前後ろでも表情がかなり違って面白い。」

<2日目> ④おにぎり型にカット

バンドソーを使えば、フリーハンドで自由な曲線をカットできます。 ↑サイズが大きいため2人がかりでカット。 無事カットできて一安心。。失敗できない工程です。

⑤研磨

サンダーで、はみ出た接着剤や傷、凹凸などを研磨してきれいにしていきます。 image2 ↑粗いやすりから細かいやすりまで、一通り磨き続けることおよそ3時間。

「ヤスリの目を細かくしていくと、どんどんすべすべになっていって気持ちいい!手で感触を確かめながら、無心で木に向きあって、なんというか、瞑想に近い作用がありそう。あっという間に時間が経ちます。」

とのことです…!

⑥オイル仕上げ

オイルを塗ることで、木目の美しさを引き立てると同時に水や汚れに強くなります。 image20 image7うっとりするような美しい仕上がりになりました!オイルを乾燥させる為、再び一晩寝かせます。 2日目を終えてのお客様のコメント↓

「既に愛着わきまくりで、夜中も寝ている板を見にいったりしました。」

<3日目> ⑦二度目のオイル仕上げ

image13 塗装は基本的には2度以上行うのが適切です。最初に塗ったオイルの塗膜を少しだけ撫でるように、400番のサンドペーパーで研磨した後、再びオイルを塗り込みます。 こうすることでより水や汚れに強く、手触りも非常に滑らかになります。

⑧脚をつくる

天板が完成したので、今度は脚を作ってゆきます。 ↑製作期間中にひたすら動き続けていた3Dプリンター。素材はPLAです。 image16 3Dプリントされたジョイントにピッタリ合うように、少しずつサイズをすり合わせながら脚材を加工。 ちなみに材は軽量でありながら頑丈なクリを使用しました。

⑨組み立てをして完成!

たったの3日間で、立派なテーブルが完成しました。 image4 出来上がった瞬間の喜びは何にも代えがたいほどの達成感! 木栓と呼ばれる小さな角材を入れることで、ジョイントの抜け防止に。見た目のアクセントにもなります。 image3 ↑脚と天板の留め方はこうなっています。3D上でビス穴も設計し、そこの基準に木ネジを締めれば簡単に脚と天板を固定できます。 image23 ↑いつでもノックダウン可能。 image5 レーザーカッターで、ヒダクマのロゴと日付を刻印!プレミアム感がいっそう増します。 image14 完成後、みんなで集合写真。 脚も含めると計7種の広葉樹を使ったなんとも贅沢な一品が完成しました! ていうかこれ・・・僕もほしいです。 おまけ 最後に写真とお手入れの方法を記したポストカードをお送りしています。(ちなみにこちらはUVプリンターで木に直接印刷してあります!) 完成後のコメント

「一生ものの体験です。私みたいな木工初心者でも万全なサポートでここまでできます。飛騨古川の町並みも美しくて気に入ってしまいました。また時間に余裕を持って、遊びに行きたいです。今度は何をつくろかな。」

…そんな風に思っていただけで感無量です。 いかがでしたか。「作る」という体験を通して、木の知識を学ぶことができるし、楽しみながらお手入れもできるようになるので愛着も湧く。さらについでに飛騨観光も満喫できちゃうのでまさにいいことづくめ!値段も家具屋さんにオーダーメイドで作ってもらうよりも安く作ることができます。あなたもぜひ、飛騨に来てものづくりをしてみませんか。

製作価格 参考 材料:クリ、クルミ、サクラ、ホエビソ、ミズメ、ブナ、ナラ 製作日数:3日 制作プラン:オリジナル家具DIYプラン 料金:100000円 ※材料費、宿泊費、オーダー設計費、スタッフサポート指導費が含まれています

詳細はコチラをクリック!