- 合宿
ヒダクマの森まるごと体験合宿 5月ー山菜採りピクニックと広葉樹の木取りワークをやってませんか?
季節ごとの飛騨を堪能するテーマと共にご案内する森まるごと体験プラン。5月は山菜採りピクニックと広葉樹の木取りワークをご案内します。
まず、木取りワークでは、個性豊かな広葉樹について知り、手を動かして木取りの実習を行います。
栄養豊富な土壌をつくり、人間に豊かな暮らしをもたらす広葉樹は、家具やインテリアとして生活の中に取り入れてみてください。その美しい木目や色合いの個性に瞬く間に虜になることでしょう!
写真は様々な樹種を組み合わせた広葉樹のベンチ(デザイン:ツバメアーキテクツ、製作:暮らしの制作所)
FabCafe Hidaの工房で日々生きている木と格闘しているデザイナー 兼 木工職人のアサオカ。一筋縄にいかない愛らしい広葉樹に向き合いながら日々の試練を通じて知識を蓄積しています。そんなアサオカによる広葉樹についてのレクチャーを受け、お好きな広葉樹を選んだら、手を動かして木取りをします。
好みの広葉樹を選び、設計に合わせて材を計測、印をつけます
指定の寸法に木取り(かんな掛け)します
貼り合わせる材の順番を決めます
材を貼り合わせ、研磨、面取り、オイル塗装などを経て完成したテーブル天板(写真は全てサクラです)
また、今回のプログラムでは、広葉樹の森を歩き、旬のミネラルが豊富に詰まった山菜を摘んで抵抗力やエネルギーを得ます。山菜を食すことは、生命体である人間に地球を摂り入れることです。その行為を通じて地球と森のつながりを学びます。
4月中旬の飛騨の広葉樹の森歩き
山菜のてんぷら
ここからは具体的なスケジュールと申し込み方法をご案内します
【キャンプ概要】
対象
現在、建築家や家具デザイナーの方
日程
1泊2日プラン:5月6日(土)〜7日(日)
2泊3日プラン:5月6日(土)〜8日(月)
プログラム
【1泊2日プラン】
5/6 (土) 1st Day
7:20 東京駅発 かがやき503号
9:31 富山駅着
9:52 富山駅発 ワイドビューひだ8号
11:05 飛騨古川駅着
11:15 FabCafe Hidaチェックイン
・イントロダクション
・FabCafe建物(旧熊崎邸)案内
12:30 昼食@古川町内
13:30 匠文化館(組木)ミュージアム
14:30 西野製材所
15:30 古川町並散策
16:45 FabCafe Hida集合
17:00 木と暮らしの製作所工房訪問
18:00 FabCafe Hida着
18:30 自由時間
19:30 夕食@古川町内
5/7 (日) 2nd Day
8:00 朝食@FabCafe
9:00 出発(車で移動します)
9:30 山菜採りピクニック
13:00 田中建築の工場訪問
14:00 FabCafe Hida着
14:10 広葉樹についてのレクチャー @FabCafe Hida
15:00 広葉樹をつかって木取りワーク
16:30 今回の飛騨訪問のまとめ
17:00 Check Out
17:32 飛騨古川駅発
18:52 富山駅着
19:07 富山駅発
21:20 東京駅着
【2泊3日プラン】
5/6 (土) 1st Day
7:20 東京駅発 かがやき503号
9:31 富山駅着
9:52 富山駅発 ワイドビューひだ8号
11:05 飛騨古川駅着
11:15 FabCafe Hidaチェックイン
・イントロダクション
・FabCafe建物(旧熊崎邸)案内
12:30 昼食@古川町内
13:30 匠文化館(組木)ミュージアム
14:30 西野製材所
15:30 古川町並散策
16:45 FabCafe Hida集合
17:00 木と暮らしの製作所工房訪問
18:00 FabCafe Hida着
18:30 自由時間
19:30 夕食@古川町内
5/7 (日) 2nd Day
8:00 朝食@FabCafe
9:00 出発(車で移動します)
9:30 山菜採りピクニック
13:00 田中建築の工場訪問
14:00 FabCafe Hida着
14:10 広葉樹についてのレクチャー @FabCafe Hida
15:00 広葉樹をつかって木取りワーク vol. 1
19:00 夕食へ
5/8 (月) 3rd Day
8:00 朝食@FabCafe
9:00 広葉樹をつかって木取りワーク vol. 2
12:00 昼食
13:00 飛騨古川の町歩き&お土産&牧成舎ソフトクリーム
15:00 今回の飛騨訪問のまとめ
15:30 チェックアウト
16:00 飛騨古川駅発 高山本線(高山駅乗り換え)
16:32 高山駅発 ワイドビューひだ18号
19:02 名古屋駅着
19:12 名古屋駅発 のぞみ138号
20:46 品川駅着
*アクセス情報はこちらより https://hidakuma.com/access/
記載している交通情報は参考情報です。ご自身のご都合の良い交通方法、スケジュールをご利用ください。
(プログラムは途中参加可能です)
定員
6名(最少催行人数:3名)
金額
・1泊2日宿泊プラン
料金:20,000円/人
プラン:夕食、朝食、工房使用、宿泊費込み
・2泊3日宿泊プラン
料金:30,000円/人
プラン:夕食、朝食、工房使用、宿泊費込み
お支払い方法
現地で現金かクレジットカードにてお願い致します。
お申し込み先
以下のフォームからお申し込みください。
https://goo.gl/forms/0ztaFNalhbi1ZWXK2
お電話でもご予約承ります。
0577-57-7686(担当:森口)
広葉樹の森トリビア
「森は地球とつながってる!」
森の生命は、春の訪れをいち早く、その小さなからだいっぱいに表現し始めます。
ちなみに、『生』という漢字の元(象形文字)は、土から生えている草のイメージから生まれたのです。草木の芽の伸びるさまを象ったものなのです。草木は地球と直接繋がっている生命体です。大地とは地球そのものなのです。
木は大地の栄養を根から吸収します。中でも、針葉樹は浅く根を張り、広葉樹は広く深く張ります。時々岩に根を張っている木を見ますが、あれは岩から好物を吸い上げようとしているのです。
根を地中深く張るということは、地球の岩盤からミネラルを水と一緒に導管で吸い上げて幹や葉などの全体へ運びます。葉が落葉し、林床で微生物により分解されるため、土壌は栄養豊富になります。そして雨が降るとそれらの栄養が地下に潜ったり、地上を通って川の方に降りていき、集積しやすいところに溜まっていきます。谷側にある木の方が山側より栄養豊富なのです。谷の方へ降りて行ったミネラルは川へ流れ、水によって川から田に運ばれ、田んぼで稲に吸い上げられ、米となり人間の口に入ります。
山ー>谷ー>川ー>田んぼー>稲ー>米ー>人間 という順番ですね。
全てをつないでいる水が要です。水が栄養素を分解することで効果を発揮し、人間や自然界に作用します。
飛騨の水が美味しいのは、天然の広葉樹が豊かだから。
飛騨の鮎が美味しいのは、川に流れる込むミネラルが豊富だから。
米が美味しいのは田んぼが栄養豊富だから。
つまり、健康なからだと安定したこころを持って暮らすためには、広葉樹が要なのです。
生命体は地球を取り入れないと生きられません。
生命体である人間も地球のミネラルを取り入れないと生きられません。
地球と生き物を繋ぐ生産者が広葉樹で、地球のミネラルを吸収して実に運び、その実を食べる我々動物は消費者です。
現代人の8割が花粉症と言われていますが、杉は子孫を繁栄しようとして地上に花粉を振り撒きます。森が荒れている(戦後、燃料や建材の需要圧により人工的に植えた杉が隙間なく密集して生えているため、光が差し込まず光合成ができず土壌は弱くなっている)ため、近くに花粉を落としても受精できないことを知っています。だからできるだけ遠くに放出するのです。そのため、人間が被害を受けているのですが、その状況を作り出したのも人間なので元の健全な状態に戻してあげるのは義務です。
「なるほど、森が荒れていると花粉症になるのか、、、でも花粉症ではない人がいるけど、それはどうして?」と思いませんか?
それは、抵抗力、免疫力が弱っているからなのです。抵抗力・免疫力を高めるには天然のミネラルを採れば良いのです。ミネラルは季節の山の素材にたっぷり含まれています。森にあるフキノトウやその他の山菜など旬の素材を摂り入れることで必要なミネラルが補給できます。
全てが循環していますね。人間も地球の生命体のひとつで、地球とつながっている、だから森の恵みをいただくと健康なからだとこころを取り戻せるのです。
日常の喧騒から離れ、飛騨の美味しいお米で握ったおにぎりと、飛騨の森で採れるクロモジ茶を手に、
小川のせせらぎ、樹々が奏でる葉ずれの音、鳥のさえずりにからだを揺らしながら楽しく歩いて美味しいミネラルの宝庫を摘みましょう!
これまでにFabCafe Hidaの工房で生まれた試作品いろいろ
壁継(大野友資)
ジョイントのメス側を設置し、雄側を3Dプリンターで要求に合わせてその都度制作することでフレキシブルに壁面をハックすることができる仕組み。ジョイントには伝統的な継手と呼ばれる大工仕事を用い、繊細な手仕事と最先端の技術を掛け合わせている。
異素材コラボまぜまぜ広葉樹テーブル(岩岡孝太郎)
(左)多様な樹種を組み合わせてつくったテーブル天板と、3Dプリンターで出力したジョイントを利用した脚部分で構成されている
(右)上記の鉄版ジョイント
(左)KINOKO (デザイン:ツバメアーキテクツ、制作:Hida Collection)
(右)まぜまぜ広葉樹将棋(デザイン:ideasketch、制作:堅田 恒季)
(左)助け合って支えるベンチ(デザイン・制作 桑原茂)
(右)彫刻できるベンチ(デザイン・制作:Jason Hare & Karen Hare)
(左)浮造のコースター(デザイン・制作 深地宏昌)
(右)活花シャンデリア(デザイン・制作:Smart Craft Studio 2016 参加学生 Team 3)
過去の建築家デザイントリップBlog
https://hidakuma.com/blog/wooddesigntirp/
まぜまぜ広葉樹テーブルづくりの体験Blogはこちらから
https://hidakuma.com/blog/tableselfproduction/
FabCafe Hida
FabCafe Hidaは、江戸時代から飛騨古川の町で ”宝もの”として愛されてきた元酒蔵の古民家「熊崎邸」を、建築家の中山英之氏による設計、飛騨古川の田中建築による施工によりアップデートしたデジタル木工房 兼 カフェです。全600平米におよぶ施設には、木工機械やFAB機材を常設した酒蔵の雰囲気を残すデジタル木工房、文化の変遷を感じられる時代感を残したカフェが一体となっており、美濃和紙を使った巨大提灯や西陣織をあしらった畳のへりなど、そこかしこにアート性が盛り込まれた個性的なクリエイティブ空間です。FabCafe Hidaの特徴は、個性に満ちた様々な樹種の広葉樹を素材に使えること、神社仏閣や京の町並みをつくった飛騨の匠が見出した組み木などの伝統木工技術にアクセス可能なことです。
木工 x FABスタジオ
以下の機材とFabマシンをご利用可能です。
利用可能時間は9:00〜19:00です。(近隣が住宅街のため19時以降はお静かにお願い致します)
デジタル機器と木工機器の詳細
宿泊サービス
チェックイン: 15:00~18:00
チェックアウト: 11:00
朝食:8:00~9:00
部屋タイプ:シェアルーム
シャワールーム2、浴室(シャワー付き)1
お部屋