NEWS / BLOG

  • 空間事例
渋谷のビルに巨大な無垢の角柱がどーーーーん。木を活用したアジャイルなプロジェクトスペースができました。

cooop31 渋谷のビルの3階に、巨大な無垢の一尺柱が何本かどーーーーんと横たわっています。 窓の外の首都高の景色、フロア全体を見渡ることできるガラスのパーティション、スペースを仕切る十字型の無垢の巨大な角材を使った土台が印象的な空間。ここは大野友資(DOMINO ARCHITECTS)さんが設計した、東京渋谷のプロジェクトスペース「Cooop3」です。 「Cooop3」について、詳しくはこちらをお読みください。 3ヶ月の仕事を、3日で終わらせるための空間 一人で作業をするための静かな執務空間ではなく、ブレインストーミングや議論を行うことを目的とした活動的なプロジェクトスペース。その空間と機能を変化させるのに一役買っているのが存在感のある木材です。   一尺柱の搬入と設置の様子 cooop3s3 cooop3s4 cooop3s1 cooop3s2

三者が緩やかにつながる平面

フロアにはできるだけ壁を設けずガラスのパーティションで仕切ることで、フロアで同居する三者のスペースがそれぞれ分節されながら視線で緩やかにつながり、フロア全体を見渡すことができるようになっています。 それぞれ、長期的な研究プロジェクトのためのスペースと、沢山のプロジェクトが短期間集中的に使用するいわゆる「ウォールーム」としてのスペースに分けられ、規模も期間も多様なプロジェクトが同時多発的に動いている様子をお互いが感じることができます。 cooop32 2017年3月にオープンしたプロジェクトスペース「COOOP3」

アジャイルな空間

プロジェクトスペースでは、各プロジェクトが持ち運びできるホワイトボードパネルを所有し木の土台に刺すことで、適当な大きさのスペースに分割することができます。プロジェクトが交代するときは、壁ごと入れ替えることが可能です。 cooop35 cooop31 プロジェクトスペースの真ん中には大きな角材があり、ホワイトボード立てとしても、仕切りとしても活用できる

手しごととテクノロジーの融合

共用部の壁面には、「壁継」と呼んでいるシステムを採用。 壁面にグリッド状に継手の雌側を配置し、雄側を3Dプリンターで要求に合わせてその都度制作することで、フレキシブルに壁をハックすることができるようにしました。 cooop34 kabetugi ジョイントに伝統的な継手と呼ばれる大工仕事を用い、繊細な手仕事と最先端の技術を掛け合わせています。

飛騨の木を使ったところ

ヒダクマのがお手伝いした木部分は次の通りです。 材料はすべて飛騨の木材で、制作は飛騨市内の腕利きの工務店さんと建具屋さんにご協力いただき、主にヒダクマの工房でおこないました。 cooop3fig

提供:大野友資|DOMINO ARCHITECTS

1.天吊りバトン:クルミ □30 2.フレーム棚:ケヤキ □30 3.ガラス土台:ヒメコマツ □300 4.ホワイトボード土台:ヒメコマツ □300 5.ベンチ:ヒメゴマツ □300 6.開き戸仕上げ:クリ突板 t3 7.壁面仕上げ:クルミ突板 t3 8.会議室テーブル天板:広葉樹各種 9.共用部テーブル天板:広葉樹各種 10.馬:サクラ、ミズメ、ナラ30×40 11.壁継:クリ、クルミ ■建築概要 竣工年:2017 所在地:東京都渋谷区 主要用途:オフィス 設計・監理:大野友資|DOMINO ARCHITECTS 施工:eckits 床面積:218.2m2 写真:クレジット Photographs by Gottingham 「ヒダクマと一緒に、木を活用した素敵な空間を作りたい!」いう建築家や企業の方からのお問い合わせをお待ちしています。