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グローバルは山の中に?高校生がみた森と地域の可能性。

「世界のクリエイターがなぜ飛騨の山奥に集まるのかは訪問してみないとわかりません。」

新井和宏さんが著書『幸せな人は「お金」と「働く」を知っている』の中で、「若い人に訪問してほしい場所」としてFabCafe Hidaをご紹介いただきました。先日、実際にFabCafe Hdiaを訪問してくれたのは「高山グローバルサマーフェスタ」に参加している約70名の高校生たち。彼らは何を感じたのでしょうか?

高山グローバルサマーフェスタ2017

一昨年からスタートした『高山グローバルサマーフェスタ』は、スーパーグローバルハイスクール指定校の愛知県立旭丘高等学校が主催で、東海北陸地域の高校生、留学生、OBOG、先生方の計約70名が飛騨高山でセミナーやワークショップを通じてグローバルな視点を学ぶ研修です。昨年からプログラムの初日に飛騨市で、飛騨の伝統的な大工技術が学べる「飛騨の匠文化館」と、デジタルものづくりカフェ「FabCafe Hida」の見学を行っています。
昨年の様子はこちら

今年もまずは飛騨市役所にて開講式。飛騨市長から歓迎と激励のあいさつをいただき、その後、鎌倉投信新井さんから、「グローバルリーダーとはどんな人であるべきか」「お金と働くことについて」のお話とワークショップがありました。

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木とデジタルのものづくりを体験

その後、チーム頃にFabCafeHidaに。昨年は見学だけでしたが、今年は少しでもものづくりを体験してもらうために、広葉樹スタンプをつくってもらいました。

広葉樹スタンプキットについてはこちら

違う学校の生徒同士でつくったチームそれぞれに、チーム名とロゴマークを決めて描いてもらいました。それをスキャンしてデータを作ってレーザーカッターで盤面のゴム部分を加工。その間に飛騨の広葉樹の寄せ木でできた持ち手部分をやすり掛けしてオイル塗装。加工が終わったスタンプの盤面とキューブ部分と接着して出来上がり。あっという間にスタンプができて、試し押しすると歓声と拍手がおきます。

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世界中からクリエイターが集まる場所

P2770787FabCafeHidaの施設の案内と、この場所がどのような目的と機能をもっているのかをお話しします。あいにく当日は、合宿や滞在制作は行われていなかったのですが、これまで国内外のたくさんの方々が、この山の中にあるFabCafeHidaに魅力を感じて訪れてくれていること、長い場合は1か月以上滞在してじっくりものづくりをすること、その間地元の人々との交流を通じてお互いに刺激や気づきを与え合っていることをご紹介しました。

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例えば、世界を代表するデザインスクールであるパーソンズ美術大学をはじめとする世界の4つの大学の学生約30名が飛騨に3週間滞在し、林業、木工、伝統の組木技術を学ぶと同時に最先端のIoT技術などを用いてサービスやプロダクトを実作する「Smart Craft Studio in Hida」のこと。P2710061

アーティスト・イン・レジデンスプログラムでは、海外のデザイナーや建築家が長い時には1か月も滞在して作品制作をしていくこと。例えば、森がほとんどない砂漠地帯のイスラエルから来た木が大好きなデザイナーは、茶道体験などを通じて日本文化を理解し、飛騨の広葉樹と組木の技術を使った作品をつくったこと。
DSC02053-b『Strangers in A Room』- イスラエルのデザイナーが床の間を異邦人の目線で作品表現

 

建築家が森のことを考えてデザインして、FabCafeHidaの工房で自らつくったスツール。ひとりで残ってそれをずっと触って写真をたくさん撮っている女の子がしました。

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「家具に興味があるの?」と聞くと、「実は、これから建築の道に進もうかどうしようか悩んでるんです。建築系の大学はとても人気もあるし、入るのも難しくて。でも、今日お話しを聞いて、私もこういう日本の資源や技術や文化を伝えるようなものづくりができるようになりたいなって思いました。」

参加してくれた高校生たちの感想

  • グローバルに見れば日本の森はとても豊かだということを知らなかった。それがうまく使われていないのはもったいない。
  • 最新の技術はやはりすごかったが、日本の古い技術の素晴らしさもとてもすごくて驚かされた。
  • 古い伝統と新しい技術の融合によって両方の魅力が引き出せるという例に出会うことができた。
  • なるほど、地方が生き残っていくためにはその地方にしかない魅力を自分で体験できる場が必要なのか。
  • ここには、海外の人が知りたいことが詰まっている!と感じた
  • 「ものづくり」は身近ではなかったが、カフェとして営業することでより身近に、親しみやすくなった。
  • この動きが日本全体にひろまるといいのになあ。なぜこのような素晴らしい取り組みが他の魅力ある都市に広がらないのだろうと感じた。自分のいる場所の魅力を世界に発信するために最も効果的な方法は何かを考えてみたい。

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