NEWS / BLOG

  • コラム
森の可能性を切り拓く、新拠点開設へ。2022年ヒダクマより新年のご挨拶

明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
ヒダクマより、2022年のご挨拶を申し上げます。

岩岡孝太郎より

ツバメアーキテクツの千葉元生さん、チドリスタジオの岡佑亮さんと新拠点・森の端オフィスの打ち合わせ

皆さま、新年あけましておめでとうございます。

新年の空気はいつも心を清らかに無垢の状態に戻してくれます。たまたま観ていたパタゴニアのフィルム『treeline』の中で、ふたりの日本人が「木とは何ですか?」の問いに答えていました。樹木医の塚本さんは「木は、私の家族である」、宮司の玉置さんは「木霊(こだま)、その存在に対して感じ、感謝をすること」とそれぞれに回答している言葉が、無垢な心にすっと入ってきました。飛騨の森の木々や関わる人々を家族のように思い、感謝の気持ちを伝えていくことが年始の決意となりました。

さて、都竹市長の挨拶にもあるように、飛騨市が推進する「広葉樹のまちづくり」が今年8年目に入ります。つまり、ヒダクマも8年目を迎えることになります。ただ「ありがとう」と言うのではなく、ヒダクマらしくこれまでとこれからの感謝の気持ちをワクワクするカタチで表現したいと思います。ひとつは、広葉樹のまちづくりの最前線に、森の可能性をさらに切り拓く新拠点を開設すること。もうひとつは、一昨年に取り組んだAR技術の広葉樹への実践を本格的に再始動することです。飛騨のリアルな場でしかできないことと、デジタルで拡張する曲がり木の応用と派生の創造、どちらも一段とレベルを引き上げて皆さまのチャレンジをお迎えできるように準備中です。

本年もご一緒できることを楽しみにしております。引き続きよろしくお願いいたします。

岩岡 孝太郎
ヒダクマ 代表取締役CEO/ロフトワーク

松本剛より

飛騨古川の森と町を見おろす高台にて。それぞれの森で踊る仲間たちと火を囲み語る。(撮影:(株)やまとわ森林ディレクター:奥田悠史さん)

明けましておめでとうございます。
2022年が皆さまにとって、良き1年でありますように!

これまでヒダクマでは、飛騨の森の広葉樹(主に未活用の小径木)を使ったものづくりをしてきました。いいものづくりのためには、自然と人、人と人、コミュニティとコミュニティとのいい関係をつくることが必要になります。
そんな、広葉樹的な(多様で個別的で、手間がかかって、楽しい)「もの」づくりは、時に領域の壁を飛び越えたり、滲ませたりする「こと」をおこします。昨年2021年は、ご一緒させていただいた皆さまのおかげで、それが何度もあった年でした。木材流通の川上、川中、川下。木を捨てる人、活かす人、眺める人。飛騨の森と都市、または他の地域の森。工業、手工芸、芸術、テクノロジー。林業、工業、福祉、観光、文化、教育。縄文時代、現在、そして未来。

ヒダクマは今年さらに森に近づくための新しい拠点をつくります。ヒダクマ8年目の2022年は、ますます様々な人や出来事が交錯する1年になりそうです。

今年も、森と地域の人々に深く感謝しながら、皆さまと一緒に新しい「もの」「こと」を楽しみながらつくっていければ幸いです。

松本 剛
ヒダクマ 代表取締役COO/トビムシ

都竹淳也飛騨市長より

昨年開催した飛騨市・広葉樹のまちづくりオンラインセミナー

「飛騨市・広葉樹のまちづくり」ならびにヒダクマを応援してくださっている全ての皆さま、新年、明けましておめでとうございます。

早いもので、飛騨市が「広葉樹のまちづくり」の取り組みを始めて本年で8年目を迎えます。国内における大径材の減少や輸入材の価格高騰、そして、ウッドショックによる国産針葉樹の需要増大からくる広葉樹の生産量減少などにより、近年、全国各地で小径広葉樹の活用・高付加価値化に向けた取り組みが始まっています。これは、飛騨市が取り組みを始めた8年前には誰も予想すらできなかったことですが、図らずもこうした状況が「広葉樹と言えば飛騨市」というイメージを全国に発信することにつながり、近年、官民含めた多くの皆さまに飛騨市にお越しいただいています。

しかし、針葉樹と違って樹種も活用手法も多様な広葉樹は効率化や大量生産には向かないことから、地域が主体となってその地域に合った活用方法や仕組みを考えなければなりません。

そうしたことを踏まえ、飛騨市は本年、いよいよこれまで課題となっていた持続可能な広葉樹生産の仕組みづくりに向けた取り組みを本格化させる計画です。飛騨市とヒダクマは「広葉樹のまちづくり」の両輪として協力・連携し、8年前に踏み込んだアクセルを一切緩めることなく、取り組みを一層加速化してまいりますので、皆さまには本年も引き続きのご支援をいただきますようよろしくお願いいたします。

都竹淳也
飛騨市長

番外編・初詣と書き初め

仕事始めに、気多若宮神社へ初詣。

FabCafe Hidaから徒歩で向かいました。

今年、飛騨ではたくさん雪が降っています。

お参りを終えた後のお楽しみ。

おみくじ、みんなどうだったかな。

大吉を引いた黒田くん。

帰り道。

雪に顔型を整形。寒さに負けないちかこ&ゆき。

志田さんも元気です。

ランチは定食など豊富なメニューのKIN・KON・館へ。

それぞれの、目標。

新春恒例の書き初めでは、今年の目標をしたためました。

FabCafe Hidaのニューフェイス、玄くんは1ヶ月前から考えた目標を書きました。

おや?岩岡さんは何を書いているでしょうか?

書き初めに込めた思い

「交錯(こうさく)する」松本 剛
飛騨の森に価値を見出してつくる(工作する)人たちが集う場をつくって(耕作して)きたこれまで。8年目の今年、ますます様々な人や出来事が(新年早々のみんなのこの書初めのように)時に対立や交流や融合を繰り返しながら入り交じる年になる、という期待と多少の混乱が起こることの覚悟を込めて。

「ポップコーン」黒田 晃佑
映画館でお馴染みのポップコーン。
特段美味しいわけでもなく、満腹になるわけでもなく。
だけどポンッと弾ける音や甘い匂い、白いふわふわした姿がどうしてか記憶に残ります。
そんな、現れるものの事を考えていきたいです。

「鳥の様に森を見てみる」門井 慈子
雪を持つ猿と、枝を持つ猿と、飛騨に向かう電車の窓越しに目があいました。
鳥居の向かいに、何かの巣の様な穴のあいた木がありました。
ブナの葉っぱに、多いと5,000kmもの菌糸が入っていると本で読みました。
森に暮らす生き物の目を少しかりて森を見ていきたいと思って書きました。

「リアル リズム」堀之内 里奈
「リアリズム」ではなく「リアル」「リズム」。
昨年も全国的にオンラインでのイベントやMTGといった交流が盛んとなり、いつでも、遠くの人とでも瞬時に繋がることができました。一方でリアルで出会うからこそ生まれる会話のリズムやその時間の貴重さを感じました。今年も感染対策に気をつけながら、新たな気持ちでFabCafe Hidaコミュニティを守り、そして築き上げていきたいです。

「生み出す」伊藤 優子
昨年は、沢山の出会いと支えの中で淡々とコツコツ日々積み上げた1年でした。今年は、そんなすべてへの感謝を忘れず、さらに森や地域に触れ、そこから得るものを大事に新しいカタチを生み出したい。そして、子を産み育てる母のようにひとつひとつ大切に愛せたらと思います。

「抽斗」岩門 玄
昨年の11月にヒダクマのカフェスタッフとして入りました。
自分の力を引き出す。自分の抽斗を増やす。そんな1年にしたいです。
また、僕はこの漢字を『ひきだし』と読むことを最近知りました。知らないことを恥じない様にしたいです。

「自然体」井上 彩
気負わず自然体で。気持ちの良い飛騨の方々を見習い、気持ちの良い時間や空間を探求する年にしたいと思っています。

「虎穴乱入」志田 岳弥
今年は寅年なので、虎の字を。ことわざ「虎穴に入らずんば虎児を得ず」は、何事もリスクを取って挑戦しなければ成果は挙がらないという意味で使われます。今年は危険を犯そう!とは思いません。ただ、去年よりも思い切って、たくさん虎穴に入って挑戦できる年にしたいです。

「筋トレ」松山 由樹
ヒダクマ2年目の年になります。昨年の1年を通して、新たに挑戦したい方向が見えてきました。そこに向かって筋トレするかのように、日々コツコツと積み上げていきたいです。

「め覚め」岩岡 孝太郎
2022年ヒダクマの活動テーマを“SENSE”とします。既存の視点では見えてこなかった眼差しを森へと向けよ。感覚を研ぎ澄ませる道具と準備を与えよ。森での知覚に意図を設けよ。目覚めよ。カッ!

浅岡は始業日お休みをいただきました。

「当たり年」浅岡 秀亮
九州で過ごした年末は、とれたての生牡蠣や、朝じめの鳥刺し、馬のレバー刺しなど、飛騨では食べられない美味なものをこれでもかと味わいました。そして年明け、耐え難い下痢や関節痛、悪寒に襲われ、仕事初めを欠席。(写真に僕がいないのはこの為)。思い当たる節しかない…。いや逆に考えろ。これは今年は特に良いことが起こる「当たり年」の前触れかもしれない…!

2022年のヒダクマのチャレンジをお楽しみに!
今年もどうぞよろしくお願いします。