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あったら便利!木工現場のおすすめ電動工具10選 2019年版

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2018年、ヒダクマでは事業拡大に伴い木工房にいくらかの設備投資を行いました。
ものを作るための道具やマシンには、メーカーの素晴らしい知恵と技術が結集されており、中には生産性を驚くほど向上させてしまうアイテムもあります。
その進化も一昔前とは比べ物にならないほど便利になりました。
今回は、小さなものから大きなものまで、多くの人におすすめしたいものづくりガジェットを紹介します。

邪魔なコードのストレスからの解放。マキタ コードレス トリマー

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<用途>
 家具の面取り、溝加工など
<良いところ>
 コードレスなので取扱いが楽
<欠点>
 少し重い

コードレスでストレスフリー

面取りや溝加工に欠かせないトリマーは、とにかくコードが煩わしいことこの上ない工具の1つ。
集中力が必要なマシンなのに、加工中コードが邪魔になるだけで、失敗したり、最悪の場合事故につながります。諸悪の根源がコードにあると言っても過言ではないでしょう。
このバッテリー式コードレストリマーに変えたところ、驚くほどストレスフリーな加工ができるようになりました。電源の場所を気にする必要もなし。
パワーやバッテリーの持ちも、コードタイプとほぼ謙遜ないと思います。もはや電源タイプには戻れなくなりました。
少し重いということが欠点ではありますが、それを以て有り余る恩恵をもたらしてくれるでしょう。

マキタ(Makita) 充電式トリマ14.4V (本体のみ) RT40DZ


 

どこでも研磨。マキタ コードレス ダブルアクションサンダー

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<用途>
 テーブル、椅子、床などあらゆる製品の研磨
<良いところ>
 コードレスなので、場所を気にしなくていい
<欠点>
 少し重いので、繊細な研磨はむずかしい

一言でいうと、場所を気にせずどこでも使えるという至福を感じられる名機です。
従来は、コードがある場所に研磨したいものを持っていかなければなりませんでした。コードレスなら、研磨したいものにこれを持っていけばいいのです。
テーブルなどの重いものを研磨するときに必ず使うものなので、場所を気にしなくて良いことは素晴らしい。現場でも使えるという点も最高。
マキタ 充電式ランダムオービットサンダ 18V (本体のみ/バッテリー・充電器別売) ペーパー寸法 125mm BO180DZ


 

テーブル天板もパワフルに研磨できるマキタのハンディベルトサンダー

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<用途>
 テーブル天板など、面積の大きな製品の研磨
<良いところ>
 ワイドサンダーを使わなくてもテーブルの研磨が綺麗にできる
<欠点>
 扱いに慣れが必要。たまにコードも削ってしまいそうになる

テーブル研磨の作業効率を格段にアップしてくれる素晴らしいマシンです。
多くの工房では、重たいテーブル天板をワイドサンダーという巨大なサンディングマシンにかけて表面を研磨しています。ワイドサンダーを持っていない人は、わざわざ天板を運搬して機械を貸してもらいにいくほど。
しかし、このハンディベルトサンダーなら、ワイドサンダーのように均一でスピーディな研磨が可能です。これがあれば、もはやワイドサンダー必要なし。40,000円のこのマシンがもたらしてくれる生産性・経済性は計り知れません。
欠点は、取扱いが難しいこと。高速で回転しているので扱いには細心の注意と技術が必要です。そして、高確率で翌日筋肉痛になってしまうほど腕に負荷がかかります。
あと、これは残念ながらコードレスではないので煩わしさがあります。

マキタ(Makita) ベルトサンダ 吸じん装置付 100mm 9403


 

日立 コードレス スライド丸ノコ

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<用途>
 角材のカット
<良いところ>
 手軽、スピーディ、安全。しかもコードレス。粉塵が飛散しにくい
<欠点>
 とくになし

なんでもっと早く導入しなかったんだと思うくらい便利なマシンです。テーブルソーを使うことなく、スピーディかつ安全に角材をカットできます。テーブルソーに比べて安全性が格段に高く、刃を変えれば金属も簡単に切れます。
こちらもバッテリー式なので場所を気にせず作業可能です。
あらゆる工具はマキタで揃えるほどのマキタ信者な私ですが、丸ノコに関してはマキタではなくHITACHIを導入しました。
HITACHI製品のコードレス丸ノコは、電源タイプとほぼ同等のパワーと使いやすさを誇ります。
欠点らしい欠点はありません。強いて言えば、他をマキタで揃えすぎたあまりこれだけバッテリーが共有できないことでしょうか。(そりゃそうか。)

HiKOKI(旧日立工機) コードレス卓上スライド丸のこ 36V マルチボルト 充電式 刃径165mm リチウムイオン電池、急速充電器付※蓄電池保証書、純正梱包箱付 C3606DRA(XP)


 

マキタ コードレス ハンディクリーナー

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<用途>
 清掃
<良いところ>
 吸引力が高く、バッテリーの持ちも良い
<欠点>
 カバーを開けるとホコリが舞いやすい

14.4V用のものと18V用がありますが、18V用の方がおすすめです。

もともとは現場用に開発された掃除機なのですが、あまりのパワフルさと使いやすさから、ダイソンよりも家庭用に売れていると言われてる掃除機です。
バッテリー式の掃除機はとにかくそのバッテリーの持ちの悪さが欠点とされてきましたが、過酷な現場用マシンを数々開発してきたマキタのバッテリーなら驚くほどパワフルで長持ちな吸引力を魅せてくれます。

マキタ(Makita) 充電式クリーナ 18V (バッテリー・充電器付) CL181FDRFW


 

RIKON コンパクト集塵機

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<用途>
 機械の集塵
<良いところ>
 ダストバッグ取り替えが楽。移動できる。単相100Vで使える
<欠点>
 音が大きい

片手で持ち運べるほど軽量。粉塵の交換も簡単です。

ありそうでなかった、コンパクトなのにハイパワーな集塵機。マシンが混雑している時や、一時的に集塵が必要な場所がある時に大活躍します。電源も単相100Vで使えます。
集塵袋が大きいほうが正義という説を信じていた私ですが、むしろ小さい方が 粉塵処理が格段に楽であるという説を新たに唱えるべきだと思いました。
欠点は騒音でしょうか。集塵機はうるさいものですが、こいつのうるささはとにかく耳に障る高音のやかましさです。使用する際は耳栓を使いましょう。

RIKON ドラム型集じん機 63-100


 

マキタ 防塵防滴、Bluetooth対応、高音質な「現場用」ラジオ

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<用途>
 作業中にラジオや音楽をきける
<良いところ>
 防塵防水、高音質、コードレス
<欠点>
 Bluetoothペアリングがたまにうまくいかない

防塵防滴、Bluetooth対応、騒音が多い現場でもよく通る重低音。これほどまでに理想的なスピーカー/ラジオは見たことがありません。
特筆すべき点は、これもまさかのバッテリーで動くということです。これさえあれば非常に快適な工房ライフが送れます。
一部のマニアの間では、金属部分をわざと錆びさせたりして改造する猛者もいるようです。 

マキタ Bluetooth搭載 充電式ラジオ MR108

 


 

RIKON 卓上マルチベルトサンダー

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<用途>
角材、小物などの研磨

<良いところ>
スプーンや箸など、小さいものの研磨がやりやすい。キックバックを起こしにくい

<欠点>
ベルトサンダー部分に角度調節機能がない

小物系や、繊細な加工に非常に向いています。

卓上サイズのかわいいベルトサンダーです。従来は大きなユニバーサル・ベルトサンダーであらゆる研磨をこなしていましたが、本機導入以降、こちらの方が多く使うようになりました。
とにかく痒いところに手が届く、頼れるなサンダーです。

Rikon 50-112 4インチ x 36インチ ベルト6インチ ディスク サンダー


 

工房内の粉塵を和らげる。JET 木工用空気清浄機

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<用途>
 空気清浄
<良いところ>
 工房が埃っぽくなくなる。メンテがしやすい
<欠点>
 フィルターがすぐ詰まる

ヒダクマでは、天井に吊るす方法で取り付けています。

工房内の粉塵を除去し、空気を綺麗にしてくれるマシン。工房内には、常に微粒子が空気中を漂っており、工房にいるだけで無数の木くずを吸引してしまうのは木工房の宿命ともいえます。しかし、吸引すると有害な物質が含まれた合板や、人によってアレルギーを引き起こす木が存在するのでなるべく吸わないに越したことはありません。
これを導入してからは、工房内の空気がけっこう綺麗になりました。当然ながらフィルターはすぐつまりますが、メンテもしやすいのでおすすめです。

JET エアフィルターシステム AFS-500


 

ANYCUBIC 中国製格安3Dプリンター

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<用途>
 積層式 3Dプリント
<良いところ>
 安い。精度が良い。

<欠点>
 工場出荷時の状態が悪いのでメンテが必要(ネジや、配線など)

5万円以下の3Dプリンターで、ついにここまできたかというレベル。4~5年前の20万円クラスのプリンターとほぼ謙遜無いクオリティです。ジグ設計やプロトタイピングに大活躍しています。
デメリットは、初期不良で最初相当惑わされたこと。内部の配線が外れていたり、大事なネジがゆるんでいたり、SDカードが不良品だったりと厄介なトラブルがあり、その原因特定にも時間がかかりました。
サポートセンターがしっかり対応してくれたお陰で、現在は問題なく可動しています。

ANYCUBIC MEGA-S 金属製 3Dプリンター

操作はタッチパネル。

印刷クオリティは申し分なし。


 

番外編:FabCafe MTRLで買ってよかった工具

素材(マテリアル)がテーマのコワーキングスペース・FabCafe MTRL(ファブカフェマテリアル)。東京・渋谷のFabCafe Tokyo 2FにあるFabCafe MTRLのスペースには飛騨の木が使われていたり、東京と飛騨のFabCafeスタッフ同士で様々な情報交換をしています。
FabCafe MTRLは、先端センサー機器、バイオ技術から伝統素材までさまざまな「素材」にじっくりと時間をかけて取り組むことができる場所。新しい素材や道具に囲まれているFabCafe MTRLスタッフにおすすめのガジェットをうかがいました。

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FabCafe MTRLのマネージャー・弁慶さんに、FabCafe MTRLで導入してよかったものを紹介していただきました。

温度調節ができる HAKKOのはんだごて

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はんだには色々な種類やサイズがあり、それに応じて適切な温度のコテを用意する必要があります。このはんだごては、温度調節機能対応を搭載しており、複数の種類のハンダをこれ一本でつけることができるようになったそうです。なんて画期的なんでしょう。

ハッコー(HAKKO) 小型温調式はんだこて デジタルタイプ FX888D-01SV


 

スタイリッシュな卓上加湿器

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広い部屋を一気に加湿することは困難だけど、加湿が必要な人がそれぞれこれを使えば個人レベルで湿調可能になるという逆転の発想のような加湿器。
FabCafe MTRLでは何台かこれを持っていて、欲しい人に貸出しをしているそうです。これは嬉しいですね。
Joy house 卓上加湿器

 


 

卓球台

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けっして遊んでいるわけではなく。卓球台のサイズは、制作、ミーティング、プレゼンテーションなどあらゆる使い方に理想的なサイズのテーブルだそうです。
たしかにこのサイズのテーブルで3万円台(しかも送料無料)は激安。
業務時間後は卓球大会などをして交流の場としても運用しています。楽しそうですね~。

エックスティーエス(エックスティーエス) 国際規格サイズ卓球台 740G6YA3576 (ネイビー/FF/Men’s、Lady’s、Jr)

大きなシートをカットするにも申し分ないサイズ。

一見卓球台とは思えないほど、作業テーブルとして機能しているようです。


 

まとめ / 素晴らしき工具の世界

最近ではバッテリー技術が驚くべき進化を遂げており、コードレス工具が想像以上に使いやすくなっています。バッテリーをシェアして色々な工具を使用できる感覚は面白いし、なによりコードの煩わしさから開放される幸せ。工具メーカーのバッテリーシェア論が家庭用家電業界とって新たな黒船となる日も近いでしょう。
無駄がなくて無骨、それでいて考えられていて使いやすい。必要な場所に必要な大きさでパーツが付いている。そんなプロフェッショナルの為の道具は最高にカッコいいアイテムだと思います。
皆さんが知っている便利な工具があればぜひ、教えてください。

飛騨にきて、一緒にものづくりをしてみませんか?

ヒダクマの木工房ではスタッフと一緒にものづくりができるプランをご用意しております。気になったアイテムを試してみることも可能。お気軽にお問い合わせください。
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