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ヒダクマより新年のご挨拶

あけましておめでとうございます。本年もヒダクマをよろしくお願いいたします。
ヒダクマより、2019年のご挨拶をお届けします。

林千晶より

林千晶

冬は真っ白で綿菓子のような雪に覆われる飛騨から、新年のご挨拶です。自然の織りなす四季の恵みが、毎日の暮らしを彩る飛騨に魅せられて、ヒダクマへの挑戦を始めました。早いもので、2018年12月末に第4期の事業年度を終えました。無謀とも思われたヒダクマが4年間存続できたのは、私たちの夢に共感し支えてくれた皆様の愛情と期待の賜物です。心からお礼申し上げます。

林業の世界でも競争は厳しく、コストダウンや効率化で生き抜く戦い方が主流です。そんな環境下では、成長に時間がかかり、細く面積がとりにくいものばかりで、堅さも長さも一様ではない広葉樹は見向きもされません。

でも、細くても、曲がっていても、価値のない木はない。

森を歩いているとそう実感します。かつて弁当包みにも使われたという大きな朴(ほう)の葉や、根元から無数に枝分かれして、まるで千手観音像のように厳かなカツラの木。多様な広葉樹の森に価値を見出せないのは、私たち人間や産業側の課題であって、木の問題ではありません。

その信念を貫いて、これからもひとつずつ樹種の特徴を学び、最新技術も大胆に取り込んで、食べること、暮らすこと、学ぶこと、遊ぶこと、いろいろな要素と結びつけ、日本人が永く親しんできた「木」の価値を高めることに邁進したいと思います。

本年も変わらぬご支援をどうぞよろしくお願いします。またヒダクマメンバー一同、皆様のお越しを心からお待ちしています。

ヒダクマ 代表取締役社長
林 千晶

 


 

竹本吉輝より

竹本 吉輝

明けましておめでとうございます。森が、みなが手をつなぎ舞い踊るような、素敵な場になりますように、と願いを込めて、ここ飛騨の地でヒダクマの営みをはじめて、お陰様で四度目の冬を迎えています。

針葉樹が多い本州以西の森では、森を、改めて木を生産する場として位置づけ、その生産性や効率性を整えようとする新しい仕組み(森林経営管理法)が、この春から始動します。一方で、生産効率を高めるに不向きな広葉樹が(北海道以外では珍しく)多くを占める飛騨の森では、そうした林業再興の動きを感知しながらもパラレルに、どんな風景にあるどんな木々が、それぞれどんな性状形態にあるかを知り、それぞれどんな使い方があるかを想像し、そして実際に創造する、そんな仕組みを少しずつ整えてきています。パラレルワールドのように今春から新しい仕組みが始動するからみんな集まれぇ!といった話しではありませんが、それこそ、みなと手をとりあいながら、森と木と喜び共生するクリエイティブな仕組みをつくり、そして実際に体感してもらえる、具体的でワクワクする一年にしたいと思います。ので、今年は、今年も、是非、飛騨の森にお越し下さい。

株式会社トビムシ 代表取締役
竹本 吉輝

 


 

都竹淳也飛騨市長より

飛騨市長

新年明けましておめでとうございます。平成31年の輝かしい新春をご健勝にてお迎えのことと心からお慶び申し上げます。
市民の皆さま方には、日頃より飛騨市の林業行政に対しまして深いご理解と温かいご協力をいただき厚くお礼申し上げます。
さて、昨年を振り返ってみますと、7月の豪雨災害によってJR高山本線や国道41号が大規模な土砂崩れで寸断されるなど、自然の恐ろしさを改めて認識する一年でありました。
この一方で、飛騨市の森林・林業は、大きく飛躍に向けて動き出した一年でもありました。
市林業行政においては、市内森林の太宗を占める広葉樹を生かした地方創生を推進するため、「広葉樹のまちづくり」のさらなる具体化に鋭意取り組んでまいりました。
広葉樹を活用した地域づくりでは、相互の有するノウハウの共有や事業の連携を目的に、豊かな広葉樹を擁する北海道中川町と「姉妹森」協定を締結するとともに、飛騨市の有する魅力や可能性を積極的に情報発信するため、都内において両市町合同による「広葉樹のまちクラフトフェア」を開催いたしました。
また、市内における森林整備では、木工作家等が活用する広葉樹小径木の安定供給体制づくりに引き続き取り組んだほか、市有林においては新たに森林経営の視点を取り入れ、針葉樹人工林における木材の生産・販売にも着手しました。そして地域を支える人づくりでは、将来のリーダーとなるべき森林技術者を対象に、伐倒技術の研鑽を目的とした研修会を開催しました。
このほかにも、市民の皆さまの安全で快適な暮らしを守る里山林の整備や有害鳥獣対策、健康づくりに資するクアオルト健康ウオーキングなど、幅広い分野で各種施策を講じてきたところです。
こうした中、本市は本年2月1日で合併15年目を迎えますが、この節目の年に林業界の悲願であった森林環境譲与税が導入され、本市においても新たな森林管理システムの下、先ずは森林所有者の経営意欲に関する調査に取り組むこととしております。
加えて、新たに市内産広葉樹の利用を促進するため、木製看板等の整備に対する支援を通じて「広葉樹のまち」としてのイメージアップにも取り組んでまいります。
市林業行政においては、引き続きスピード感を持って、将来を見据えた様々な施策に取り組んでまいりますが、これらを実現するためには、市民の皆さんのご理解・ご協力が欠かせません。
本年も、市民の皆さまとともに、「元気で、あんきな、誇りの持てるふるさと飛騨市」の実現に邁進してまいりますので、一層のお力添えをよろしくお願い申し上げます。
新春の門出にあたり、市民の皆さま方のご多幸を心からお祈り申し上げ、新年の挨拶といたします。
 
飛騨市長
都竹 淳也

 


 

番外編・初詣と書き初め

飛騨では、気持ちを新たに初詣と書き初めを行いました。

みんなで気多若宮神社へ初詣に行きました。

新年の目標、願いなどを半紙に力強く記しました。

今年も木や森、地域、日本の暮らしの中にある可能性から、新しい価値を生み出すべく、がんばっていきたいと思います。皆さまどうぞよろしくお願いします。

ヒダクマスタッフ一同